高畑勲が82歳で死去、鈴木敏夫「やりたい事がいっぱいある人だった」

9

492

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 196 262
  • 34 シェア

高畑勲が4月5日午前1時19分に東京都内の病院にて肺がんのため死去。82歳だった。

高畑勲

高畑勲

大きなサイズで見る(全3件)

通夜および葬儀は近親者のみにて行う。「お別れの会」は5月15日に実施予定。スタジオジブリの代表取締役プロデューサーである鈴木敏夫は「やりたい事がいっぱいある人だったので、さぞかし無念だと思います。宮崎駿とも相談し、ジブリとして盛大なお別れの会をとり行い、見送ることにしました」とコメントを寄せている。

高畑は1935年10月29日、三重県伊勢市に生まれ、岡山で育つ。東京大学仏文学科の卒業後、東映動画(現:東映アニメーション)に入社し、演出助手などを経て「太陽の王子 ホルスの大冒険」で監督デビュー。退社後、宮崎駿とともに「ルパン三世」「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」といった1970年代を代表するアニメ作品を生み出した。

風の谷のナウシカ」のプロデューサーを経て、1985年にはスタジオジブリ設立に参画。「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ホーホケキョ・となりの山田くん」を発表し、宮崎とともにスタジオジブリの一翼を担う。製作期間8年、製作費50億円をかけた2013年公開作「かぐや姫の物語」が遺作となった。1998年には紫綬褒章、2015年にはフランス芸術文化勲章オフィシエを受章している。

このほかにも「じゃりン子チエ」「セロ弾きのゴーシュ」といったアニメやドキュメンタリー「柳川堀割物語」などを手がけた。

この記事の画像(全3件)

読者の反応

  • 9

角田陽一郎/バラエティプロデューサー/文化資源学研究者 @kakuichi41

「やりたいことがいっぱいある」高畑勲監督の作品から、いっぱいいろんな想いをいただいた。
ご冥福をお祈りいたします。

高畑勲が82歳で死去、鈴木敏夫「やりたい事がいっぱいある人だった」 - 映画ナタリー https://t.co/bbt4jdo94u

コメントを読む(9件)

関連記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 柳川堀割物語 / ホーホケキョ となりの山田くん / 火垂るの墓(1988年) / セロ弾きのゴーシュ / おもひでぽろぽろ / 太陽の王子 ホルスの大冒険 / 平成狸合戦ぽんぽこ / パンダコパンダ / かぐや姫の物語 / 風の谷のナウシカ の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。