「
吉永にとって通算120本目の出演映画であり、「北の零年」「北のカナリアたち」に続き北海道を舞台にした“北の3部作”最終章にあたる本作。吉永は、ソ連軍の侵攻により樺太を追われ北海道・網走へとたどり着いた江蓮てつを演じている。
ハロー!プロジェクトに所属するアイドルらに囲まれた吉永は「今日はこんなにピチピチの若い子がいっぱい」と上機嫌。田崎からは、てつが息子に向かって「私のことは忘れなさい」と厳しさを見せるシーンについて質問が飛ぶ。「もし同じ境遇に置かれたらどうされますか?」と問われた吉永は「あんなことは言えないです」と笑顔で即答。「息子には『ずっとそばにいて』と言ってしまいますね(笑)。なので心を鬼にしなければと思い、寒い中がんばりました」と撮影を振り返った。
続いて吉澤から物語にちなみ、母親との思い出を問われた吉永は「パンが大好きな人で英国風のしゃれたサンドイッチをよく作ってくれたんです。具はキュウリだけなんですけど」と笑い、母のあだ名が「パン子」であったことを明かす。ピアノの講師でもあったという母に嘘をついた経験もあるそうで「10回の練習を言い付けられたんですが、5回でごまかしたこともあります。ピアノはずっと駄目で……嫌いでした」とエピソードを披露した。
「映画が好き」という思いが俳優としての仕事の原動力だと話す吉永。働き始めたばかりの新社会人へのメッセージとして「慣れてきてしまうと自分の引き出しの中身を出すだけになってしまう。私は毎回新しいことに挑戦する気持ちで1つの作品に向かっていきます」と自身の経験を語る。そして「大変なこともあるけど、きっとうれしいこともたくさんある。そういった気持ちを大事にしてください」と語りかけた。
「おくりびと」の滝田洋二郎が監督を務めた「北の桜守」は現在全国で公開中。
※田崎あさひの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
関連記事
吉永小百合の映画作品
関連商品
リンク
- 「北の桜守」公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
Bitter & Sweet @BandS_team
「北の桜守」吉永小百合がハロプロメンバーからの質問に回答、母との思い出語る(写真12枚) - 映画ナタリー https://t.co/EEQ832ahIL