クリス・マルケル「レベル5」字幕上映、主演女優のメッセージ到着

フランスの映像作家クリス・マルケルによる「レベル5」の字幕版上映が、明日3月30日と31日に東京のアテネ・フランセ文化センターで行われる。

本作は沖縄戦の記憶の分有がテーマとなっており、ドキュメンタリーにフィクションを交えて構成される。未亡人ローラが、夫の残した高難度のコンピューターゲーム「レベル5」を解く様子や、沖縄・渡嘉敷島で集団自決を体験した牧師・金城重明の証言などが切り取られた。

日本での上映に際し、ローラを演じたカトリーヌ・ベルコージャからのメッセージ映像がYouTubeにて公開。映像の中でベルコージャは、日本語で「『レベル5』の上映をとてもうれしく思っています」「新たな発見のある映画です」とアピールしている。

30日には映画研究者の東志保によるレクチャー、31日には「インペリアル／戦争のつくり方」の金子遊、「Soul Odyssey-ユーラシアを探して」の渡辺真也、愛知県文化情報センター主任学芸員の越後谷卓司によるシンポジウムが開かれる。詳細はアテネ・フランセ文化センターの公式サイトをチェックしてほしい。