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女性専用の会員制ボーイズクラブ・パッションで働くことになった森中領が、“娼夫”のリョウとしてさまざまな女性と体を重ねていく中で成長するさまを描く本作。三浦は、性描写について「1つひとつの行為によって、どういう感情が湧き起こり、それを積み重ねることによって、人間と人間の間にどういうコミュニケーションの形が生まれるのか、丁寧に細かく、その解像度を高めて、描いていきました」と語る。事前にすべてのセックスシーンの画コンテを作成し、それをもとにスタンドインによるビデオコンテを作成。さらに体の動きをこと細かくシミュレーションし、それに伴うカメラの位置が徹底的に検証された。
小西は撮影中の松坂に関して「俳優・松坂桃李の役者魂と人間・松坂桃李のメンタルの安定感に驚かされました。当然と言えば当然ですが、これはちょっと……という気の迷いがほんの少しでも出たらこの役はできないと思います」「丸1日延々とセックスシーンの撮影が続いても、時にはひわいなセリフを吐いたり過激な描写があっても、何ひとつ一切ひるまず黙々と取り組む。一方、そういった肉体的にハードなシーンが続く中でリョウという人物のセンシティブな感情の揺れ動きも見事に表現している。本当に大変だったと思います。リョウが娼夫の仕事をまっとうしていることと、松坂桃李が俳優として役をまっとうしていることが、現場を見ていると見事にシンクロしていて感動しました」と明かしている。
「彼女がその名を知らない鳥たち」の撮影現場で、舞台版「娼年」での濡れ場経験から監督の白石和彌やキャストたちに“(濡れ場の)先生”と呼ばれていたという松坂。「濡れ場のプロフェッショナルとして、副業を見つけたかな(笑)。濡れ場監督とか。出演するのではなく、アクション監督のように監修が必要なところで呼ばれるみたいな。殺陣師? いや、濡れ場師!! 新しいですね!」「エンドロールに“松坂桃李”とあって、あれ? どこに出てた?って。“濡れ場指導:松坂桃李”とか」と冗談交じりにコメントしている。
石田衣良の同名小説をもとにした「娼年」は、4月6日より東京・TOHOシネマズ 新宿ほか全国でロードショー。
※「娼年」はR18+指定作品
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- 「娼年」公式サイト
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