中村文則の同名小説を瀧本智行が映画化した本作は、ある事件を追いかけるうちに抜け出せない罠にはまっていくルポライターの姿を描いたサスペンス。主人公の耶雲恭介を岩田が、恭介の恋人・百合子を山本美月が演じ、斎藤工、北村一輝らも出演した。
同日、29歳の誕生日を迎えた岩田。この日は1人でサプライズ登壇することになっており、「僕はサプライズに引っ掛かりやすいけど、引っ掛けるのも好き」と意気込む。そして岩田が上映開始のアナウンスを行い、「そちらに行ってもいいですか?」と問いかけると、観客から悲鳴に近い声援が。岩田がステージに登壇すると、驚きのあまり泣き出す観客の姿も見受けられた。1万5000人が鑑賞する全国一斉試写会の中でも、運よくこの会場に足を運んだファンたちへ、岩田は「公開直前ということもあって、いても立ってもいられず、来ちゃいました。あと自分で言うのもなんですけど……今日誕生日なんです」と話して拍手を受けた。
イベントでは山本、斎藤、北村から贈られた、岩田の誕生日を祝福するビデオメッセージを上映。映像の中で“初めて挑戦したいこと”を発表するよう求められた岩田は、「乗馬をやってみたい! 前々からやってみたかったので、今年初挑戦して、皆さんに披露する機会を設けられるよう約束します!」と宣言した。
ここで岩田に対するサプライズとして、誕生日プレゼントが用意されていることが明らかに。岩田が顔を覆い隠して待つ間に、山本がバースデーケーキとともにステージへ登場する。彼女の登壇をまったく知らされていなかった岩田は、振り返ってから「えー!? これは参りました! 想像のはるか上を行きました!」と驚きを隠せない様子。そんな岩田を見て、山本は「撮影現場で私の誕生日を祝ってもらったので、どうしても駆け付けたかったんです」と笑顔でコメントした。
終盤には、これから本編を鑑賞する観客へ岩田が「原作者の中村先生が『人間が一線を越えるか越えないか、そういう瞬間を切り取った作品』とおっしゃっていた。できあがった映画を観て、僕も同感しました。それが映画の本質で、タイトルからは想像もつかないストーリー展開。このあとの上映は、1秒もまばたきをせずにご覧いただきたい」とアピールする。そして山本が「岩田さん、斎藤さん、北村さんと、カッコいい男性陣が観られるということ。そして、恋愛映画としてもとても美しくて儚くて、心に響く作品になっている」と見どころを語り、イベントは終了した。
「去年の冬、きみと別れ」は3月10日より全国ロードショー。なお岩田らが登壇する初日舞台挨拶のライブビューイングも全国の劇場で実施される。
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