「去年の冬、きみと別れ」原作者・中村文則×又吉直樹×高山一実の鼎談が新聞に掲載

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去年の冬、きみと別れ」の公開を記念し、原作者・中村文則と、又吉直樹ピース)、高山一実乃木坂46)が鼎談を実施。その内容が本日3月5日発売の朝日新聞に掲載された。

左から高山一実、又吉直樹、中村文則。

左から高山一実、又吉直樹、中村文則。

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「去年の冬、きみと別れ」本ポスタービジュアル

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瀧本智行が監督を務めた「去年の冬、きみと別れ」は、ある事件の真相を追ううちに抜けることのできない罠にはまっていくルポライターの姿を描くサスペンス。岩田剛典EXILE、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)がルポライターの耶雲恭介を演じ、山本美月、斎藤工、北村一輝らも出演した。

又吉は映画の感想を「僕は原作のファンで内容も知ってるはずなのに、『このあと、こうなんのかな』と思ったことが1つも一致しなかった。途中から原作のことはすっかり忘れて(笑)、ただただ、すごいものを今観ているんだということしかなかったです」と述べる。中村作品のファンだという高山は「登場人物はみんな深刻な感情や暗い部分を抱えているし、次々大変なことも起こるのですが、観終えたあと、なんかスッキリしたんですよね」と話した。

「去年の冬、きみと別れ」

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また中村は、完成版の映画を観て「僕は脚本を読んでいるからどうなっていくかわかっているのですが、それでも違うところで映画に引き込まれているから、だまされているような気になりました。監督の撮り方と役者さんの圧倒的な演技力によるものですね」とコメント。原作小説を書いたきっかけを「小説の可能性を追求したかった。テーマは『人間の欲望』。その源はなんなのかや、一線を越えると人はどうなってしまうのかなど、書きたいことがたくさんありました。恋愛の要素も含めて」と解説した。

又吉は原作とこの映画の共通の魅力として「描かれているのはただの憎しみではなく、そこに愛があるからたまらない。愛を感じるから、どの登場人物も突き放せないんです」と語る。そして高山は、乃木坂46には映画好きメンバーが多いことから「私自身が早くメンバーとこの映画の話をしたくて仕方がないんです。一度観ているのに公開が本当に待ち遠しいです」と心境を明かしている。

「去年の冬、きみと別れ」は3月10日より全国ロードショー。なお岩田らが登壇する初日舞台挨拶は、全国の劇場でライブビューイングも実施される。

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(c)2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会

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