沖縄の離島・粟国島を舞台とする本作は、照屋が2016年に制作した短編「born、bone、墓音。」が原案のヒューマンドラマ。一度土葬や風葬などを行ったあと遺骨を海水や酒で洗い再度埋葬する風習“洗骨(せんこつ)”を通して、家族の絆を描く。
主人公・新城信綱を演じるのは
照屋は「命が繋がるとは何なのか? そんな当たり前に命のリレーをしてきた我々の生活を、一つの家族を中心にハートフルコメディー調に仕上げてみました。タイトルのイメージとは真逆で、笑ってホノボノ楽しめる作品だと思います」とコメント。奥田は「沖縄で過ごした1月余が宝物となった。これは、ひとえにゴリ監督の手腕と映画への愛に他ならない」と述べている。
照屋年之 コメント
恐いタイトルですよね。沖縄出身の僕ですら知らなかった風習。昔は琉球諸国、東南アジアなど、かなりの地域で行われていた「洗骨」。調べれば調べるほど、命を授かった先祖に対する感謝の恩返しを「骨を洗う行為」に感じます。命が繋がるとは何なのか? そんな当たり前に命のリレーをしてきた我々の生活を、一つの家族を中心にハートフルコメディー調に仕上げてみました。タイトルのイメージとは真逆で、笑ってホノボノ楽しめる作品だと思います。この映画で皆さんのこれからの人生の何かお供になれれば嬉しい限りです。
奥田瑛二 コメント
この映画は自身にとって、とても大切な作品になりました。
妻、親子、身のまわりの人々、生きるということ……
そして、沖縄という美しき幻の世界に我が心と体を置く。誰も抗うことのできない沖縄の風と土、そして海……
現実の自分を見つめるのか? 「洗骨」の役・信綱を演じるのか?
沖縄の海を目の前にして撮影を重ねていると、ただただ役の人物、そのものだけが存在していた。
だから、自分がどんな風に映っているのか、どう演じていたのか、全くわからない。
わからないことが新鮮で、明日につながる。沖縄で過ごした1月余が宝物となった。
これは、ひとえにゴリ監督の手腕と映画への愛に他ならない。
筒井道隆 コメント
最初に台本を読んだ時にすてきな話だなと感じました。
今まで、洗骨という風習を知らなかったので、始めに本当の洗骨の様子を撮影したDVDを観せて頂いた時は衝撃的でした。
重い作品になりそうですが、コメディの要素も沢山あるので、楽しく観て頂けると思います。
個人的にオススメはQ太郎さんのシーンです。
人はいつか死にます。
人を送りだす方法は国や地域によって違いますが、この「洗骨」という作品を観て死について少しでも真剣に考えて頂けたら嬉しいです。
水崎綾女 コメント
1ヶ月の撮影期間中、常に妊婦姿で過ごしていたので出産シーンの時に命の誕生に感動し涙が止まらなかったのを覚えています。
自分自身を産み落としたような気持ちになりました。
例え家族がバラバラになっても“洗骨”を通して、父、兄、娘、それぞれの想いがまたひとつになれる。大切な人と、大切な人を思い出して観て頂きたい作品です。
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