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綿矢りさの同名小説を大九明子が映画化した本作は、松岡扮するOLヨシカの恋を描くコメディ。ヨシカが中学時代から思いを寄せるイチを北村匠海、ヨシカに猛アタックを仕掛ける同僚・ニを渡辺大知が演じた。
松岡は劇場後方より客席の間を通って登壇。23歳になったばかりの彼女は、本作をこれまで23度観たと言う観客に驚き「23回観たらどんな気持ちになるのかインタビューしたい!」と笑う。司会から「リピーターがこれだけ多い作品ってそうないですよ」と伝えられると「私も3回ぐらいしか観てない(笑)」と述べた。
また、自身が出演する三谷幸喜の舞台「江戸は燃えているか」の公演を3月に控えている松岡は「三谷さんも観てくれて、『めちゃくちゃハマり役でしたね』って言ってくださいました」と喜びを露わにする。そして「私の“初主演映画”はこれが最初で最後。この景色は一生忘れません。この映画がもっと皆さんの心に残るようにがんばっていこうと思っています」と決意を語った。
さらに司会が、本作が新宿シネマカリテでの日本映画の興行収入ナンバー1に輝いたことを告げると、松岡は「びっくりしませんか!?」と客席に問いかける。そしてシネマカリテでの興行収入ナンバー1作品がウェス・アンダーソンの「グランド・ブダペスト・ホテル」であり、「勝手にふるえてろ」が同作に迫っていることを知ると「『ブダペスト』とヨシカが競ってるって怖くないですか!?」と呼びかけて笑いを誘った。
最後に松岡は「何度舞台挨拶やってんだよと思わずに来てくださったマスコミの皆さん、ありがとうございます」と感謝。そして来場者に「私は泣ける作品も怒りを覚える作品も大切ですけど、観た方に『明日も生きていこう』と思っていただけるような仕事をしたいなと思っています。この作品は私の夢そのものです。この先もいろんな形でこの映画やヨシカという存在は残っていくので、『あいつがんばってたな、自分もがんばろう』と思ってくれたら。まだまだ寒いし風邪も流行ってるし楽な世の中ではないけど、人生を生き抜きましょう!」と呼びかけた。
「勝手にふるえてろ」は全国で公開中。
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