チェコのSF「イカリエ-XB1」デジタルリマスター版が公開

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1963年にチェコスロヴァキアで作られたSF映画「イカリエ-XB1」のデジタルリマスター版が、5月19日より公開される。

「イカリエ-XB1(デジタル・リマスター版)」

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「イカリエ-XB1(デジタル・リマスター版)」ビジュアル

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本作の舞台は、22世紀後半、生命探査の旅に出た宇宙船イカリエ-XB1。アルファ・ケンタウリ系へと向かう乗組員たちが、漂流中の朽ちた宇宙船を発見したことをきっかけに狂気に汚染されていくさまが描かれる。今回上映されるのは、2016年に4K修復され、同年のカンヌ国際映画祭のクラシック部門で上映されたデジタルリマスター版だ。

「イカリエ-XB1(デジタル・リマスター版)」

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“黄金の60年代”と呼ばれた、チェコスロヴァキア・ヌーヴェルヴァーグの関連人物たちが参加している本作。子供向けのシリーズ映画や特撮作品を多く手がけたインドゥジヒ・ポラークが監督を務めた。そして「ひなぎく」の脚本に協力したパヴェル・ユラーチェクが、スタニスワフ・レムの小説「マゼラン星雲」にインスピレーションを受けてポラークとともに脚本を執筆。「ひなぎく」やヤン・ニェメツの監督作「パーティーと招待客」などに参加し、“チェコ・ヌーヴェルヴァーグのミューズ”と呼ばれたエステル・クルンバホヴァーが衣装デザインを担当している。音楽を手がけたのは、ヤン・シュヴァンクマイエルやカレル・ゼマンのアニメーション作品で知られるズデニェク・リシュカ。

イカリエ-XB1(デジタル・リマスター版)」は東京・新宿シネマカリテほか全国にて順次公開される。

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(c)National Film Archive

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猫丸 @necomaru

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