「東の狼」藤竜也、キューバ人監督との過酷な撮影は「エアで殴って最後は握手」

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本日2月3日、「東の狼」の初日舞台挨拶が東京・新宿ピカデリーにて開催され、キャストの藤竜也大西信満が出席した。

「東の狼」初日舞台挨拶の様子。左から藤竜也、大西信満。

「東の狼」初日舞台挨拶の様子。左から藤竜也、大西信満。

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藤竜也

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奈良・東吉野村を舞台とする本作は、幻のオオカミを追い続ける年老いた猟師の姿を描く人間ドラマ。藤は「いかがでしたか」と本作を鑑賞した観客へ語りかけようとした途端に会場が温かな拍手で包まれたのを確認すると、「いかかでしたか?と聞くと困ると思って言うのをやめようとしたのですが、思いがけず拍手をいただきありがとうございます」と茶目っ気たっぷりに感謝を述べる。

大西信満

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大西は「藤さんは山のような、太くて重い木のような人でした。そんな人を少しでも揺らすことができるように、演技しました」と藤と過ごした撮影時を振り返る。また、藤が「本当はヒロインがいて、(藤や大西との)三角関係がある予定が、いつの間にかなくなってしまった」と脚本の変更に言及する場面も。

「東の狼」初日舞台挨拶の様子。

「東の狼」初日舞台挨拶の様子。[拡大]

イベントでは、本作の監督を務めたキューバの新鋭カルロス・M・キンテラ、エグゼクティブプロデューサーの河瀬直美からのメッセージ映像が上映。キンテラは「藤さんは父親のような人でした。ハグを送りたい」と、河瀬は「一升瓶を持ってきて、地元の猟師さんたちにドンと渡してさあ飲もうと振る舞いました。俺は今日からこの村入りをさせてもらうよ、と入り口から猟師になる覚悟をしてくれたことがこの映画の成功に結びついたと思う」と藤にメッセージを送る。2人の言葉を受けて、藤は「ラストカットがかかったときに、カルロスを呼んでエアで殴ったら、彼もわかってるよって顔をして、最後は握手をしました」と過酷な日々を懐かしんだ。

※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記

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(c)Nara International Film Festival & Seven Sisters Films

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