停戦直後のバルカン半島に位置する村が舞台の本作は、国際援助活動団体“国境なき水と衛生管理団”のメンバーが直面する現実を、ユーモアを交えて描くヒューマンドラマ。デル・トロらのほか
本編映像には、デル・トロ扮するマンブルゥが、暗い井戸の中から遺体を引き上げようとするシーンを収録。なお映画監督の
周防正行 コメント
戦争の恐怖は、兵器による殺し合いだけではない。あらゆる言葉に、行動に、生活のすべてに狂気が満ち溢れるということなのだ。
加藤登紀子 コメント
カッコいい男たち。ハンサムとは言えないけど(笑)。まっすぐ命に向かって生きてる! 女もね。ロープが唯一、国や民族や宗教に断ち切られた人々の命綱だ。大きな力を振り回すものの無力さと滑稽さが炙り出される!
ピーター・バラカン コメント
戦場の緊張感をブラック・ユーモア交じりで伝える感覚は痛快で、ハラハラしながらクスッと笑ってしまうから救われる。全員演技がうまい!
樋口毅宏 コメント
紛争地域のヒューマンドラマかと思いきや、原題が「A Perfect Day」で、流れる音楽がルー・リード、ラモーンズ、バズコックス、マリリン・マンソンって、どんだけロック映画なんだよ!
東ちづる コメント
巨大組織では届かない助けを必要としている人々のために、暴力も権力も武力も使わず動く、国際援助活動家。戦争の裏側の流血のない理不尽・不条理がとてもリアルだ。正義感溢れる熱い新人と冷静なベテラン活動家と、少年。ハラハラ(汗)とクスリ(笑)。そこもまたリアル。クライマックスの「花はどこへ行った」に感動が押し寄せた。
綿井健陽 コメント
国際紛争での政治の「建前」「矛盾」と、国際支援の現場の人たちの「熱意」「すれ違い」が、一本のロープを巡って繰り広げられる。さらに、男女の感情の機微や右往左往までが、まるでロープの上の綱渡りのような展開で目が離せない。
宮瀬茉祐子 コメント
紛争に日常と非日常の境界線などないことをとある一日を通して教えてくれた。そう思えたのは図らずも存在し続ける“ユーモア”が胸にしみたからかもしれない。
ベニチオ・デル・トロの映画作品
関連商品
リンク
- 「ロープ/戦場の生命線」公式サイト
- 「ロープ/戦場の生命線」冒頭映像
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
白沢すいか @suika_sirasawa
ベニチオ・デル・トロが遺体引き上げる…「ロープ」冒頭映像 - 映画ナタリー https://t.co/h8r2QRtS5T