「見栄を張る」は、鳴かず飛ばずの女優・絵梨子を主人公とする作品。疎遠だった姉の訃報を受け帰郷した絵梨子は、姉が葬儀で参列者の涙を誘う“泣き屋”であったことを知る。絵梨子はその仕事の真の役割を知らぬまま、泣き屋を始めてみることに。
絵梨子を演じるのは「たまゆら」「神さまの轍-checkpoint of the life-」の
藤村は「大学卒業後、映画の側にいるのに夢が遠くなっているなと感じていた時期に、モヤモヤしていた思いを振り払いたくて撮った大切な映画です」と説明。「特にどこへ向かっているかわからなくなって、ふと立ち止まってしまいそうになっている方に是非観ていただきたいです」と述べている。
また
「見栄を張る」は東京・ユーロスペースほか全国にて順次ロードショー。
※小柳圭子の柳は木へんに夘が正式表記
藤村明世 コメント
大学卒業後、映画の側にいるのに夢が遠くなっているなと感じていた時期に、モヤモヤしていた思いを振り払いたくて撮った大切な映画です。
特に主人公の絵梨子には、その時の私の心情をかなり投影していたので中途半端なものにはしたくなく、主演の久保陽香さんとは一緒に時間をかけて絵梨子像を作っていきました。
久保さんは現場の座長としてどっしりと構えていてくださったので、
その頼もしさにいつも支えられていました。
そして、撮影中寝食を共にしたスタッフ、キャスト、
それから手厚いサポートをしてくださった和歌山の皆さん、
CO2事務局の皆さんとの出会いは
この作品にとっても、私にとっても宝物になりました。
長編デビューの本作が、多くの方々に観ていただける機会に恵まれたことに感謝いたします。
様々な方に観ていただきたいのですが、特にどこへ向かっているかわからなくなって、ふと立ち止まってしまいそうになっている方に是非観ていただきたいです。
是枝裕和 コメント
人は何故泣くのか?
生者への見栄なのか、死者への浄化なのか?
未熟な女優である主人公は、
泣くことを職業にした姉の存在を通して、
泣くことの、そして、女優であることの意味を考えていく。
爽やかな読後感の残る好編。
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大河ドラマが好きな税理士 山本やすぞう @yyamamotokaikei
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