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本作は手塚が近田春夫のアルバムをもとに制作した1985年の「星くず兄弟の伝説」を、自身の手で再映画化したロックミュージカル。三浦と武田が若返った主人公のロッカー“スターダスト・ブラザーズ”ことカンとシンゴを演じ、荒川がウサコ、田野がシンコ、藤谷がチェリー喜美雄に扮している。
シンゴ役を務めた武田の「本日はお越しいただきありがとうございます。カン役の武田航平です」という誤った自己紹介からイベントはスタート。慌てて「あっ! 間違えた! 若いときのシンゴを演じました」と訂正するも、三浦は横から「寝ないで考えてきたんでしょ。面白かったよ」とニヤケ顔で茶々を入れる。武田は「違う違う、本当に間違えました」と弁解するも、会場の盛り上がりに満足気な表情を見せた。
撮影で苦労した点を問われた三浦は、「すごく楽しいシーンが多くて前向きには演じてたんですが、振り付けのある曲を踊るのが難しかったですね。舞台やライブで普段から歌って踊ることは多々あるんですが、この映画はまた世界観が違っていて」と語る。続いてMCが三浦と武田の仲の良さを指摘すると、三浦は「実は昨日も朝までテレビ電話してたんですよ。今日の挨拶で何話そうかって。そこで航平が『カン役の』っていう間違えをしちゃおうってなったんですよ」とホラを吹き会場を沸かせた。
またMCに「お二人に“僕しか知らない君の顔”を教えてほしいです」と振られた三浦は、少し悩みつつ「航平は約束を守らない」と暴露。「遊びに誘っても全然来てくれないんです。仕事終わりに一目でもいいから会いたいと思って誘うのに!」と告発された武田は「僕も会いたいんですけど撮影で……」と返した。また武田は、三浦について「フェミニンなんですけど男っぽかったり、真面目だったり」と前置きしつつ、「撮影のとき控室にガムを置いといたんですよ。そしたら僕がちょっと目を離したすきに、大量に食べられてた。紙に包まれたガムのゴミが15個くらいテーブルに散乱してて(笑)。そういうイタズラするお茶目な部分もあります」と打ち明けた。
また手塚が本作にカメオ出演する映画監督たちを紹介する場面も。「酒場でポーカーをやってるのは、庵野秀明さん、山本政志さん、犬童一心さん、吉村元希さん。ほかにも黒沢清さん、石井岳龍さん、林海象さんも出演してますね。黒沢さんはアドリブで映画における西部劇の終焉について話してくれてます(笑)。本編じゃ聞こえないんですけどね」と明かした。
「星くず兄弟の新たな伝説」は、全国で順次公開。
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