本日1月16日、「
本作は、兄弟・姉妹の関係に変化が訪れ、衝突がエスカレートしていくさまを描いた人間ドラマ。真面目で温厚な弟・和成を演じた窪田は吉田の作品について「前作の『ヒメアノ~ル』を観させてもらったんですが、人間が生きていく中の静かな怖さを感じられた」と述べる。そして、実生活でも兄がいるという窪田は「今は仲良いですけど、昔は血だらけの喧嘩もしてました。でも、そういう経験があったから体が丈夫になりました」とはにかんだ。凶暴な兄・卓司役の新井は、「脚本がとても面白かった。オリジナル映画は通りにくい現状がある今、観客が入らないとさらに撮りづらくなる。面白いと思ったらまた観に来てほしい」と思いを吐露する。
吉田は本作ができあがるまでの経緯について「妬み嫉みといった愛憎の話や人の悪口を聞くのが大好きなんで、そういう積もりに積もったものを吐き出すときが来たなって。男と女の脚本を別々に作ってたんですが、合体したら違う空気感になりました」と明かす。そして、窪田と新井を「日本で(演技が)一番うまい2人だと思っている」と称賛した。
窪田が新井のことを「何をやっても受け止めてくれる方で、芝居で会話をしていくスタンスが似ていた」と話すと、新井は「まったく趣味合わないんですよ! 話すことが何もなくて…… ゲームもやらないしマンガもあまり読まないしお酒も飲まないしっていう中で唯一盛り上がったのが肉。ここまで趣味合わない人も珍しいけど仕事のスタンスは似てる」と笑顔で語った。
仕事はできるが見た目の悪い姉・由利亜に扮した江上と、愛嬌はあるが頭の悪い妹・真子役の筧。お互いの印象を尋ねられた江上は「思い描いていたまんまの人だった。テレビに出ている筧ちゃんを見てると心配になってやきもきしちゃうようなところがあります」と回答する。筧は「本当の姉妹のような関係になれて、ありのままの姿でいられる。喧嘩のシーンでも全力でやってくれた」と述懐した。
最後に窪田は「人との相性や価値観の違いって一歩引いて見てみると喜劇だったりします。すごくさらっと観れるけど、観終わったあとほっこりすると思う。日本映画って最高だなって感じてもらえると思います」と自信を込めて本作をアピールし、イベントの幕を引いた。
「犬猿」は2月10日より東京・テアトル新宿ほか全国でロードショー。
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