作家・映画監督の
「未知の自分になれる映画」をテーマに桜井がセレクションを担当した同映画祭。桜井は「邦画の未来を背負う5人の新鋭監督。彼らが突出した作家性とエンタメ性で描く、身近な世界の衝撃的な結末に、誰もが日常で押し殺していたもう1人の自分を発見する」とコメントを寄せた。
ラインナップにはMOOSIC LAB 2017長編部門でグランプリに輝いた
現在、YouTubeにて同映画祭と各作品の予告編が公開中。また桜井が各作品に寄せたコメントは下記に掲載した。前売り券はUPLINKの公式サイトにて販売されている。なお12日と13日の上映は、すでに当日券のみの販売となっているので注意してほしい。
「ミチナル映画祭」── 未知ナル僕ニ成ル
2018年1月11日(木)~15日(月)東京都 UPLINK
開映 連日19:00~
<上映作品>
「聖なるもの」
「したさきのさき」
「Girl recruits her “God”」
「ゆきおんなの夏」
「怪獣の日」
料金:2000円
桜井亜美 コメント
「『ミチナル映画祭』── 未知ナル僕ニ成ル」について
渋谷の路頭に充満する、テン年代の欲望と衝動がつまった映画祭。私たちはそれを「ミチナル映画祭」と名付けた。邦画の未来を背負う5人の新鋭監督。彼らが突出した作家性とエンタメ性で描く、身近な世界の衝撃的な結末に、誰もが日常で押し殺していたもう1人の自分を発見する。セレクションのテーマは映画祭の名前通り、未知の自分になれる映画、だ。
「聖なるもの」について
太宰治が平成生まれで大学で映画を撮っていたら
きっとこんな映画を執筆したはず!
イソラワールドはメタフィルムと冷静な自己言及
で構築されたゴシック宮殿。きっとクセになる。
「したさきのさき」について
ぷち変態JKの決死の恋があんなエンディングを迎えるなんて、完全にしてやられる。女子の共感度マックスのテン年代ラブトーリーの金字塔。
「Girl recruits her “God”」について
家族はレンタルできる。日常はインスタ映えサービスで盛れる。
じゃあマンツーマンの神様も募集できるの? JK版キル・ビルの爆発するリベンジ・スピリットはかなりヤバい。
「怪獣の日」について
シン・ゴジラ前にこんなディープな怪獣と政治の映画があったなんて
東京タワーも戦車も壊さないけど、怪獣愛に充ちたこの作品ほど、怪獣
がいい仕事をする映画を他に知らない。脚本の勝利。
「ゆきおんなの夏」について
女子はみんな身体の一部がゆきおんな。
恋しても、燃え上がっても、雪は消えない。
だってそれまで熔けたら、自分をなくしてなんにも残らないから。
ファンタジーなのに切実なヒロインに共感度大。
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桜井亜美の映画作品
リンク
- 「『ミチナル映画祭』── 未知ナル僕ニ成ル」公式サイト
- 「『ミチナル映画祭』── 未知ナル僕ニ成ル」予告編
- UPLINK 公式サイト
- 「聖なるもの」特報
- 「したさきのさき」予告編
- 「Girl recruits her “God”」予告編
- 「怪獣の日」予告編
- 「ゆきおんなの夏」予告編
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岩本太郎 @iwamototaro
「ミチナル映画祭」明日開幕、岩切一空「聖なるもの」など自主映画5作を2本立て上映(動画あり / コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/P2cRna5wiU