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仮面ライダーオーズ / 火野映司役の渡部は、「映司ー!」という歓声を受け「ただいまー!」と応える。アンク役の三浦は「今日は短い時間ですがちょっとだけ僕らの話を聞いてください」と丁寧に挨拶した。「ここからは俺の?」「ステージだ!」とファンとの掛け合いを楽しんだ仮面ライダー鎧武 / 葛葉紘汰役の佐野。ドラマ「陸王」で「仮面ライダードライブ」の竹内涼真と共演していたことから「このあいだまでドライブと走ってたので、まだ映画が観れていないんですけど……」と話して笑いを誘う。また仮面ライダーゴースト / 天空寺タケル役の西銘は、「命?」「燃やすぜ!」というコールアンドレスポンスに渡部や三浦がザワついたことから、「命、燃やしてます!(笑) 先輩方に囲まれて緊張してます」と笑っていた。
プロデューサーの高橋一浩がMCを務める同イベント。前半では佐野、西銘、上堀内の3人がトークを展開した。現場で佐野に「紘汰じゃない!」と駄目出ししたという上堀内は「当時の衣装を用意してもらったんですが、心の中で『登山家が来たぞ』って思いました(笑)」「いい意味で顔が違うんです。当時のフリーター役が似合っていた紘汰が、キリっとした顔つきになった。だからこそ登山家に見えちゃったのかな?」と笑いを誘う。それを受け佐野は「(当時)ちびっこに『いつまでフリーターなの?』って言われたことありますからね」と裏話を明かした。
ダムのシーンで飛び蹴りを披露している佐野に関して、上堀内は「橋の上で飛んでるので、ちょっとずれてたら落ちてますよね」と告白。佐野が「落ちたら人生クランクアップですよ!」と笑いを取ると、上堀内は「違う意味で成長したね!」と感激する。またテレビシリーズ本編で鎧武などを演じてきたスーツアクターの高岩成二について佐野が「変身シーンで高岩さんが鎧武に入ってくださって、うれしかった」と言うと、高橋が「変身だけは全部高岩さんにお願いします!と話したんです」と情報を付け加えた。
一方西銘のことは「いい意味で変わらない。現場でも『あざーす!』みたいな、いつもの西銘でしたね」と話す上堀内。さらに「でも変身シーンはカッコよかったですね。撮ってる側もびっくりしました。目付きが違う! 死ぬのを繰り返すとやっぱり変わるのかなって(笑)」と続ける。それを受け西銘は「何回か消滅させていただいたので……」と上堀内や高橋を見るが、2人とも「こっち見ないで!」と責任をなすりつけ合った。自身は“仮のレジェンドライダー”だと言い張る西銘は「本物のレジェンドの皆さんはオーラがすごくて、僕なんて影が薄いです、ゴーストだけに。もっといろんなものを身につけて、10年後、20年後に立派な姿で……キリッと登山家のようなお顔になって戻って来たいです!」と話し、佐野から「ちょっとディスってんだろ!(笑)」とツッコまれていた。
そして後半には、渡部、三浦、上堀内がステージに。映司だけでなくアンクも復活を果たしたことについて上堀内は「マジで?っていう気持ちでした。(三浦が)なかなか帰ってきてくれないから」とコメント。渡部に「ひねくれ者だから」と言われると、三浦本人は「ひねくれ者じゃないよ!」と否定する。渡部からの出演の誘いを快諾した理由を、三浦は「今年30歳になって、いろんなことを考え始めた。お仕事で求めてもらえることも減ってくる中、待っていてくれる方たちがいる間に何かしておこうかなと思った」と控え目に振り返った。
「メダルが割れてから旅に出ていた映司が、新たなスタートを切れる作品にしたかった」と話す渡部は、映司がアンクとの思い出を回想するシーンで使うテレビシリーズ本編の映像を、自らセレクトしたそう。それを聞いて少し驚いていた三浦を、「ふーん、じゃないんだよ! あなたの思い出なんだよ!」と渡部が注意する。現在26歳の渡部について上堀内は「現場で思ったのは、なんだこの貫禄は!ってこと」と話す。「当時19歳だったので、その頃から大人っぽくいなきゃっていうクセがついちゃったんです」と説明する渡部は、三浦に「当時から何が変わったって、かわいげがなくなった! すごいたくさん食べるかわいさがあったのに、最近は『朝はあんまり食べないんです』とか言うし」と言われると「かわいいもん、俺」と上目遣いでポーズを取った。
最後に渡部が「僕たちも当時、『(オーズ・電王・オールライダー)レッツゴー仮面ライダー』などでいろいろな先輩ライダーさんから励ましをいただいた。今度は僕らがこうして返せるような立場になったのが光栄です。オーズチームとしても次なるステップを踏めるいい作品になったんじゃないかと思います。また機会があれば、りょんくんの力も借りて、何かの形で皆さんの前に現れたい」とファンにメッセージを送り、イベントは終了した。
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「変身シーンで高岩さんが鎧武に入ってくださって、うれしかった」と言うと、高橋が「変身だけは全部高岩さんにお願いします!と話したんです」
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