「鎌倉ものがたり」堺雅人＆高畑充希に魔物たちからクリスマスプレゼント

「DESTINY 鎌倉ものがたり」の大ヒット御礼舞台挨拶が、本日12月24日に東京・TOHOシネマズ 日劇で行われ、キャストの堺雅人と高畑充希、監督の山崎貴が登壇した。

西岸良平のマンガを原作にした本作は、鎌倉で暮らす新婚夫婦の不思議な日々を描いたファンタジー。12月9日に封切られ、16日間で観客動員数100万人を超えるヒットを記録している。夫であるミステリー作家・一色正和役の堺は「皆様の温かい拍手に身がとろけそうです」と顔をほころばせ、歳の離れた妻・亜紀子役の高畑は「メリークリスマスイブですね。街がカップルだらけで『この野郎！』と思いましたが（笑）、こんな日に舞台挨拶ができて光栄です」と挨拶した。

周囲からの反響を尋ねられると、堺は「子供が泣いたって聞きました（笑）」と答える。そして「子供に怖い記憶が残らないか不安だけど、子供と一緒に観られる映画館が増えてきたのはうれしいですね」と続け、司会者から「子供の両親のご感想はいかがでした？」と聞かれると、「聞くの忘れた！」とうっかりした表情に。高畑は「周りに結婚している女性が多いので、旦那さんに日々つらく当たりすぎていると反省したそうです。みんな（本作を観て）優しくなったらいいな」と語る。山崎はTwitterでエゴサーチとリツイートを繰り返していることを明かし、「エンドクレジットでまた泣けたという感想もあって。けっこう大変なのでやるかどうか迷ったんですけど、やってよかったです」と手応えを伺わせた。

舞台挨拶では質問コーナーも設けられ、本作で初共演を果たした堺と高畑に「また共演するならどんな役で？」と質問が飛び出すと、堺は「この2人ならどんな役でもできそうな気がしますが……今日なんか感じ違うんだよ！」と突然高畑に向けて指摘する。「高畑さんも僕もなで肩で。すごく親近感が湧いていたんですけど」と首をかしげる堺に、肩パッド入りのタイトなミニワンピース姿で登壇した高畑は「なで肩をカバーできる格好です！」と笑顔。最終的に堺は「お召し物が違うだけで雰囲気もこんなに変わるから、高畑さんはどんな役でもできると思います。それに合わせて付いていきたいです」と回答した。

また「クリスマスの予定は？」と直球な質問をぶつけられると、堺は「クリスマスの思い出は？って聞かれたら困るねって3人で話していたんです。3人とも全然ないから（笑）。ただの冬の寒い1日だからなあ……」とぼやいて笑いを誘う。今年に関しては堺が「昨日、友人と家族ぐるみでクリスマス会をやっちゃったんです。なので今日はあえて平常運転というのが我が家のクリスマスです」と明かし、高畑は「明日パーティします！ チキン担当とかケーキ担当とか、分担もみんなで決めています」と声を弾ませた。

イベント終盤には、劇中に登場する天頭鬼ら6体の魔物がサンタクロースの衣装で登場。3人は撮影時の魔物たちとのエピソードを楽しげに振り返り、そしてイニシャル入りマフラーのプレゼントを「うれしい！」と喜びながら受け取った。