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大阪・堺を舞台とする本作は、中井演じるイカサマ古物商・則夫と佐々木扮する落ちぶれた陶芸家・佐輔が、千利休の遺した“幻の茶器”を巡って騒動を巻き起こすコメディ。イベントには3人のほか、
本作で描かれる“真っ赤な嘘”にかけて、赤の垂れ幕が掛けられた壇上。中井は「この仕事を始めて37年ぐらい経ちますが、こんなに大勢が登場した舞台挨拶は初めて(笑)。自分から『来たい』と言った人もいるみたいで」と話し、笑いを誘う。一方の佐々木は、「この映画は(大阪の)堺と難波で完成披露しているのですが、関東のお客様に観ていただくのは初めてです。こんなに大勢で舞台挨拶となると楽屋も楽しくて。皆さんも楽しんでね!」と挨拶した。
佐輔の友人で飲み屋“土竜”に集うよっちゃんを演じた坂田は、挨拶の番になると「いやもう僕がしゃべるよりね、(中井と佐々木に向けて)お二人がしゃべるほうが……」と謙遜しつつ、「僕が今日ここに来た目的はね。結婚したいんです。私、独身ですねん。大阪には(相手が)おらんから、東京で見つけなあかん。なんでも言うてくださいよ。なんでも買いまっせ」と打ち明け、「師匠、師匠。舞台挨拶です」と中井から冷静にツッコまれる。続く土竜のマスター・西田役の木下も「僕も結婚したいんです」と話に乗っかりつつ、坂田の芝居について「いつも自由な演技をされる。我々が脚本通りにやっても、坂田師匠が予定外のことをされるのでそれに合わせるしかないんです。そのへんを観ていただければ」と見どころを明かした。武も坂田のアドリブには「もう神様ですよ」と述懐していた。
則夫の娘いまりを演じた森川は、自身が「大勝負に出た」と語るオーディションの相談を中井にしていたときのことを回想。「『お前なら大丈夫』と貴一さんに言っていただいたんですけど、結果落ちてしまって……。そのことをメールで報告したら『よかったじゃないか』と返信がきたんです。すごく落ち込んでいたので驚いたんですが、よく読むと『お前にはその作品に落ちたことでほかのいい作品に巡り会える機会が生まれた。今はそのタイミングじゃなかっただけ』と書かれてて」と語る。そして「その言葉を支えにこの1年やってきて、本当にいい作品と出会えたので。貴一さんありがとうございます」と述べた森川が、「皆さん、今後とも森川をどうぞよろしくお願いいたします」と話す中井とそろって礼をする場面も。
続いて来年の抱負を問われた佐々木は「ない」と一言で会場を沸かし、「ないもんはないです。『来年何したいか』と聞かれて言ってみても、2月頭にはもう忘れてますから(笑)」と回答。最後に、佐々木は「今日観ていただく皆さんは、映画が面白くても、面白うなくても、嘘をついてでも宣伝よろしくお願いします!」と語り、中井は「とりあえずですね、坂田利夫、木下ほうかと結婚してもいいと言う方は、映画を観終わったあとに受付にてご住所とお名前を書き残してください。こちらからご連絡差し上げます」と冗談を飛ばし、イベントの幕を締めた。
「嘘八百」は、1月5日より全国でロードショー。
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