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本作では、チャン・チェン演じる台湾人の殺し屋ロンが東京での任務に失敗し、逃れた先の田舎町で出会う人々との交流を通して、人間らしさを取り戻していく姿が描かれる。賢次は、ロンが田舎町で出会う女リリーの元恋人という役どころ。5日間あった撮影のうち、大半がイレブン・ヤオ演じるリリーとのシーンだったという青柳は「ずっと『ウォーアイニー』って言っていました。たぶん監督のいじめだと思うんですけど(笑)、長回しでずっと『ウォーアイニー』って言い続けるっていうのがありまして。『まだ恥ずかしがってる!』って言われながら演じていました」と振り返る。
そこでSABUが「ラブシーンすごい撮ったよね。川を飛び越える賢次とか。あとバンジージャンプする賢次とか(笑)」と茶々を入れると、青柳は「ありましたっけ!?」とツッコミ。SABUは「本当に賢次とリリーのラブシーンがかなりあるんです。嫌になるぐらい(笑)」と嘆きつつ、「すごいきれいに撮れたし、全部使い切れなかったのがもったいない。そのうちDVDとかで見せられたらいいですよね」と期待を込めた。
ロンとのシーンについて尋ねられると、青柳は「チャン・チェンさんはほぼ日本語を話せますし、聞き取りもできますので、1日しか現場で一緒じゃなかったけど話せました」と述懐し、「アクションがうまかったからずっと見てしまいました。ナイフの渡し方1つにもこだわりが感じられて。尊敬しています」と真剣に語る。また「イレブンさんとは言葉が通じない中で心を通わせていく役だったので、少しずつコミュニケーションが取れてよかったです」と話すと、SABUが「2人、カメラ回す前からチュッチュチュッチュするんですよ」とあたかも本当の出来事のように話して観客をざわつかせた。青柳はすかさず「待った待った!」と制止したが、面白がって「カメラ回す前からチュッチュチュッチュしてましたね(笑)」とSABUのボケに乗っかり、さらに観客を驚かせる。
イベント終盤には、ジュン役の
オーディションで役を射止めたバイ・ルンイン。SABUは彼に惹かれた理由を「目の暗さ。超暗いんですよ!」と説明して観客を笑わせる。またカンフーが得意だというバイ・ルンインは「チャン・チェンさんは1回でアクションを覚えるから、みんなが『おー!』ってなりました! カンフーも教えてくれました」と回想。そしてカンフーの型を次々と披露し、大きな拍手を浴びた。
SABUは本作について「オープニングの緊張感から心温まる話につながっていく。それが作品としてうまくつながっていったなと。それは主役のチャン・チェンがぶれないというすごさと、コメディ感のバランスと。もっと褒めてよっていう感じです」と本作への自信をのぞかせ、「たくさんの人に観ていただきたいです!」と呼びかけた。
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