本日12月16日、「
クリストファー・ノーランが監督を務めた「ダンケルク」は、第2次世界大戦時に実際にあったフランス・ダンケルクでドイツ軍に包囲された連合軍の兵士40万人を救出する撤退作戦を、陸海空の3つの視点で描いたもの。トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィーらがキャストに名を連ねた。
フィン・ホワイトヘッド演じる兵士トミーに声を当てた小野は「吹替を担当するのが決まったとき、クリストファー・ノーラン監督の作品だというのが情報として入っていなかった。セリフを当てていくときに、『あれ? これすごい映像だな』って印象で、ノーラン作品だと知ったときは一気につながりました」と回想する。そして、完成版を観た感想を「本当に映像がきれいで引き込まれていって感動がすごかった。たぶん瞬き1回もしなかったんじゃないかと思いますね」と語る。ハリー・スタイルズ(ワン・ダイレクション)扮する兵士アレックスの声を担当した増田は「僕はけっこうドライアイなんで……」とボケつつも「オープニングからすごくきれいな空で、この空のもとで脱出劇が描かれるんだって。ものの数分で一気に没入しました」と述べた。
セリフが少ない本作について増田は「一言一言に1週間の気持ちを込めなきゃいけないっていうのは、難易度の高いものに挑戦しているなって感じましたね」、小野は「こんなにセリフが少ない中でどう表現したらいいのかが一番難しかった。生っぽくやってほしいんだと言われたので、できるだけその状況下で発している言葉になるようにというのが難しかったです」とそれぞれ振り返る。
司会者に「今後どういう役の吹替に挑戦したいか」と問われた小野は「僕の夢はアメコミヒーローをやること。大人になってからこんなに夢中になれるものってなかなかないなと思った」と目を輝かせながら話す。増田は「悪いのやりたい、敵役がやりたいですね。でも『ダークナイト』のジョーカーをやりたいなんて軽く言えないですよね。50代から70代くらいの人生の厚みがないと敵役はできないですね」と語った。
続けて「困難をどのように乗り込えていきますか」と司会者に尋ねられた小野は「ひたすら耐える! 仕事が大変なときには耐える。耐えて耐えて耐えて休みの日に爆発します!」と回答。増田は「まったく耐えられないのでぶつかっていっちゃいますね。あと僕は縁が大事だと思ってるので、神社に行ったりパワーストーン買ってきたりとかします。スピリチュアルに頼りまくってます」と笑顔で話した。
最後に増田は「目で耳で肌で没入感を感じてください。本編と同じくたくさんの言葉で語りません。ぜひとも楽しんでください」、小野は「関われたことをとてもうれしく思っています。収録自体はすごく短い時間で終わったんですが、一瞬一瞬を生き抜くために魂を込めてやりましたので楽しんで観ていただけたらなと思います」とそれぞれメッセージを伝えた。
「ダンケルク」ブルーレイ&DVDは、12月20日に発売される。
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小野賢章と増田俊樹が「ダンケルク」吹替裏話や挑戦したい役を語る
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