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本作は、原作でも語られることのなかったゾロリの誕生の秘密に迫る劇場アニメ第5弾。ゾロリ役を過去シリーズに続き山寺が、若き日のゾロリの母ゾロリーヌ役を百田が担当した。
原は冒頭から「低予算かつ1年くらいで作ったのに、こんなに面白いなんて。私はもう8回くらい観てます。ゾロリファンになりました」と笑いを起こす。原作が30周年を迎えたことについて話を振られると「もうそろそろ終わろうかと思ってたんですけど……」とジョークを飛ばし、山寺から「いやいや50年、100年、150年と描いていってくださいよ!」と言われていた。
山寺は本作について「ゾロリの昔のことやママのことがわかると聞いて、ワクワクして武者震いとオナラが止まりませんでした。……オナラするのはイシシとノシシか! 僕がしちゃ駄目ですね(笑)」とコメント。本格声優初挑戦となった百田は「監督に『恋愛映画のヒロインを演じるように』と言われまして……恋愛映画、やったことないですし!!(笑) だから、心からゾロリを思う気持ちが伝わればいいなと思って演じました」と回想。さらにアフレコ後に山寺と初対面したときのことを「なんとも言えない気持ちになりました(笑)。山寺さんにゾロリを感じてしまうと、この人のことを好きなのかな、この人のことをずっと思ってやってたんだなって」と続け、山寺から「(勘違いされて)大変なことになるよ! マスコミの皆さんも来てるんですから!」とツッコミが入った。
本作のラストでは「ZZ」マークに隠された秘密が明らかになるが、そのアイデアは原が絵本のエンディングのために取っておいたものだそう。原は「でも(絵本の)ゾロリにはずっと旅を続けてほしいので、このエンディングは映画にあげました。原作を続けてくださいと言われているので、もうちょっとがんばります」と述べる。さらに「夏菜子ちゃんは3、4時間でアフレコをしたんですが、この映画の中で進化が見られる。見学しながら、『すごい人に頼んだな』と思いました。僕はインターネットも見てるんですが、夏菜子ちゃんが褒められるとめっちゃうれしい。人のことを褒められてうれしい気持ちになるの、初めてかも」と素直に話した。
ここで山寺と百田が、本作の主題歌「夢は心のつばさ」を生披露することに。レコーディングも別々に行ったという2人が観客の前で同曲をデュエットするのは今回が初。歌の最後には歌詞にも登場する“グータッチ”を決め、大きな拍手を起こした。息子であるゾロリ役の山寺が「ママ、ありがとう」と言うと、百田は「息子、よくがんばった!」とその肩を叩いた。
最後に山寺は、この主題歌とCDのカップリング曲「つぎ いってみよう!」を「一生歌い続けて行きたいってくらい本当にいい歌なんです」とアピール。百田は「前向きな気持ちになれるので、『私もがんばらないと』と思ったときはこの歌を聴いたり、もう一度映画の世界に入りたい」と話す。そして原が「毎年冬に映画を作りたいなと思っています。もっとお金を使った映画を作りたい」と発言し、山寺から「今日は子供たちも観に来てるんですから!」とお叱りが。さらに原は「オナラとおやじギャグと世界で一番美しいゲロが観られる、本当に素晴らしい映画です。こんなにいい映画ができちゃったので、『映画のほうが面白い』と言われないよう絵本もがんばりたい」と締めくくった。
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ふちやん @UGFCN
ナタリーやっぱ1番たっぷり書いてくれてるかなぁ〜。
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