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綿矢りさの同名小説を大九明子が実写化した本作は、松岡扮するOLヨシカの恋を描くコメディ。ヨシカが中学時代から思いを寄せるイチを北村、ヨシカに猛アタックを仕掛ける男・ニを渡辺が演じた。
松岡は映画初主演作となる本作のオファーを受けた際の感想をMCから聞かれると「大九監督と3回目のタッグを組んで一緒に映画を撮れるということがうれしくて。初主演の責任とか不安は消えちゃいました」と回想。渡辺は「今回は主題歌もやらせていただいて、本当に感慨深い作品になりました。この映画の1ファンとして、皆さんに観てもらえることをうれしく思います。主題歌もすごくいいんで、最後の最後まで観てくださいね、よろしくお願いします!」とアピールする。
北村は「これで4回目の共演になる茉優さん、そして自分と同じようにバンドも役者もやっている大知くんと一緒にこの作品に携われたことをとてもうれしく思います」と述懐。松岡は「北村くんとは『鈴木先生』という作品でご一緒して、中学生のときから彼のお芝居を見ているんですけど、本当にすくすくとまっすぐに成長して……」と母親のように話し、笑いを誘う。北村が「親心が過ぎるんですよ」と笑うも、松岡は「私が好きな人の役を北村くんが演じるなんてあのときは思わなかったから、まっすぐに成長した若手俳優さんとしてすごく心強いです」とコメント。北村も思わず「そんなこと言うけど、3歳ぐらいしか違わないからね!」とツッコんだ。
片桐は「この映画、すごく評判がいいんですよ。今、どれがどれだかわかんないような映画がいっぱいあるじゃないですか」と発言。古舘も同意すると、松岡が「ちょっちょっ……お二人は俳優としてもう確固たる位置がありますけど私たちはまだないですから、そういうこと言われちゃうと困るんですけど!」と慌てる。片桐が「どれがどれだかわからないような映画もそれはそれでいいんですけど、『勝手にふるえてろ』はどれにも属さないような変化球でよかったと思います」、古舘が「キラキラした嘘くさいものばっかりじゃないですか」とぶっちゃけ、松岡がなお慌てる中、大九は「最高の褒め言葉をいただきました。暴れたいぐらいうれしいです」と笑顔を見せた。
ヨシカというキャラクターについて石橋が「共感します」と話すと、松岡は「石橋さんみたいに輝いてる人ほど心の中にヨシカがいるんです。毎日がんばってるキラキラ女子はうざいと思うかもしれないけど、彼女たちにもヨシカ的な要素があると思うんですよね」と述懐。石橋は「ヨシカは人が興味を持たないものを集めているんですけど、自分にもそういうところがあるんです。何を集めてるかは言えませんけど」と話し、ヨシカが劇中で歌うシーンを引き合いに出して「私も電車に乗ってるときに急に歌いたくなったりするんです」と意外な一面をのぞかせた。
松岡は2017年を漢字1文字で表現するというコーナーにて、「観」という字を披露。そして「東京国際映画祭で観客賞をもらったとき、映画はお客様に届いて初めて映画になるということを実感できました。これから観ていただくことによって、この作品は映画になることができるんです」と来場者に呼びかけた。
イベントでは、黒猫チェルシーのギタリスト・澤竜次が参加して渡辺とともに主題歌「ベイビーユー」を披露する一幕も。松岡は「嘘でしょ?」と驚きつつ、共演者たちとともに渡辺たちの演奏をにこやかに見守っていた。
「勝手にふるえてろ」は12月23日より全国にてロードショー。
※古舘寛治の舘は舎に官が正式表記
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松岡茉優、初主演映画で共演の北村匠海に「すくすくと成長して…」と感心 - 映画ナタリー https://t.co/s1GBaueOKo