アキ・カウリスマキ最新作「希望のかなた」の35mmフィルム上映決定

40

798

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 143 236
  • 419 シェア

アキ・カウリスマキ監督最新作「希望のかなた」の35mmフィルム上映が、東京・ユーロスペースほかにて実施されることがわかった。

「希望のかなた」

「希望のかなた」

大きなサイズで見る(全15件)

「希望のかなた」

「希望のかなた」[拡大]

デジタルでの映画制作が主流となった現代において、フィルムを使うことにこだわり続けているカウリスマキ。「希望のかなた」は、撮影から編集まですべての工程でデジタルを一切介さずに作られた。

「希望のかなた」

「希望のかなた」[拡大]

ユーロスペースの支配人である北條誠人は「たぶん、ユーロスペースで、35mmフィルムの新作を上映することが『希望のかなた』で最後になる予感がします」とコメント。2017年日本公開の新作外国映画で35mmフィルム上映が行われる作品は、本作とクリストファー・ノーラン監督作「ダンケルク」のみとなる。なおフィルム上映は、愛知・名古屋シネマテーク、北海道・シアターキノ、石川・シネモンド、群馬・シネマテークたかさきとそのほか3館でも行われる予定だ。

フィンランドの首都ヘルシンキを舞台とした「希望のかなた」では、生き別れの妹を探すシリア難民の青年カーリドが、レストランのオーナーやその仲間たちと出会い彼らの善意に救われていくさまが描かれる。12月2日よりユーロスペースほか全国にて順次公開。

北條誠人 コメント

たぶん、ユーロスペースで、35mmフィルムの新作を上映することが「希望のかなた」で最後になる予感がします。アキ・カウリスマキ監督もその思いで撮影、ポストプロダクション、そしてベルリン映画祭でのプレミア上映に臨んできたのではないでしょうか。その気持ちに近づきたいと思いました。またデジタル上映では観えないことがフィルム上映では観えることにも、今回、気がつきました。いくつかの劇場からも上映してくれる申し出をいただき、とてもうれしく思います。

この記事の画像・動画(全15件)

(c)SPUTNIK OY, 2017

読者の反応

語学サービスANC 大阪 講師派遣(企業・法人向け語学研修)、翻訳、通訳、オンラインレッスンなど @ANC_Languages

アキ・カウリスマキ最新作「希望のかなた」の35mmフィルム上映決定(コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/NieEFI6r63

コメントを読む(40件)

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 希望のかなた / アキ・カウリスマキ の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。