デジタルでの映画制作が主流となった現代において、フィルムを使うことにこだわり続けているカウリスマキ。「希望のかなた」は、撮影から編集まですべての工程でデジタルを一切介さずに作られた。
ユーロスペースの支配人である北條誠人は「たぶん、ユーロスペースで、35mmフィルムの新作を上映することが『希望のかなた』で最後になる予感がします」とコメント。2017年日本公開の新作外国映画で35mmフィルム上映が行われる作品は、本作とクリストファー・ノーラン監督作「ダンケルク」のみとなる。なおフィルム上映は、愛知・名古屋シネマテーク、北海道・シアターキノ、石川・シネモンド、群馬・シネマテークたかさきとそのほか3館でも行われる予定だ。
フィンランドの首都ヘルシンキを舞台とした「希望のかなた」では、生き別れの妹を探すシリア難民の青年カーリドが、レストランのオーナーやその仲間たちと出会い彼らの善意に救われていくさまが描かれる。12月2日よりユーロスペースほか全国にて順次公開。
北條誠人 コメント
たぶん、ユーロスペースで、35mmフィルムの新作を上映することが「希望のかなた」で最後になる予感がします。アキ・カウリスマキ監督もその思いで撮影、ポストプロダクション、そしてベルリン映画祭でのプレミア上映に臨んできたのではないでしょうか。その気持ちに近づきたいと思いました。またデジタル上映では観えないことがフィルム上映では観えることにも、今回、気がつきました。いくつかの劇場からも上映してくれる申し出をいただき、とてもうれしく思います。
アキ・カウリスマキの映画作品
リンク
- 「希望のかなた」公式サイト
- 映画「希望のかなた」 (@kibou_film) | Twitter
- 「希望のかなた」予告編
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
語学サービスANC 大阪 講師派遣(企業・法人向け語学研修)、翻訳、通訳、オンラインレッスンなど @ANC_Languages
アキ・カウリスマキ最新作「希望のかなた」の35mmフィルム上映決定(コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/NieEFI6r63