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本作は、くも膜下出血で倒れた恋人・小出桔平が名前や職業などすべてを偽っていたことを知り、正体を突き止めようと奔走するキャリアウーマン・川原由加利の姿を描いた物語。由加利役の長澤は「自分ってなんだろう? 仕事ってなんだろう? 愛ってなんだろう?と、たくさん問いをもらう映画になるのではと思います。同世代の働く女性に響く素敵な物語ができあがりました」と語る。
本作のもとになった企画が「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM2015」のグランプリに輝き、長編監督デビューを飾ることとなった中江は「100回以上脚本を書き直した作品です。僕の温めてきた10年以上の思いが伝わると幸いです」と挨拶。桔平役の高橋は「監督の世界観は1カット1カットしっかり作り込まれていると信じていたので、現場でも信頼して演じさせていただきました。映画的な余白をしっかり撮ってくださったので、集中してお芝居できました」と中江との撮影を回想する。またタイトルに“嘘”という言葉が入っているが、「僕にとって嘘はあまりネガティブワードじゃない。物事を楽しくさせていくには嘘も必要だと思っている」と主張し、「嘘は日常的についてます」とニヤリと笑ってみせた。
長澤と高橋は2004年公開「世界の中心で、愛をさけぶ」以降、舞台やCMなどでたびたび共演し、本作で初の恋人役を演じた。長澤は「遠慮がないということがとても勉強になりました」と久々の共演について述べ、桔平が風邪を引いた由加利の喉を見る際、ふざけて口に指を入れて「いーっ」という顔にさせるシーンを振り返る。長澤は「やっぱり遠慮があると相手との距離が変わってきちゃうものだから」と高橋の思い切りのよさに感心すると、高橋は「けっこう最初のほうに撮らせていただいたシーンなので、思い切って口の中に指を。ガッ!と(入れました)」と自分なりの演技プランであったことを明かした。
「俳優・DAIGOです」とアピールするDAIGOは、現在の心境を尋ねられると「“UM”ですね」と“DAI語”を披露。「“嘘みたい”です。こんな素敵な皆さんとこうやって立たせてもらうことができて……」と説明するDAIGOに、共演者や会場から笑いが起きる。また役作りで長髪のかつらを被っていたため、現場で川栄から気付いてもらえなかったことを明かし、「役になりきれているんだな」と自信が持てたことを述懐。さらに吉田から「バラエティ番組で一度共演したけど、どっちが本当のDAIGOくんかわからなくなるくらい役にのめり込んでいたね」と言われると、「鋼太郎さんがこう言ってくださるってことは、お墨付きをもらったようなもんなので。しっかり“SBI”やっていきたいです」と胸を張る。共演者たちがクエスチョンマークを浮かべる中、DAIGOは「“芝居”です!」と堂々と言い放ち、再び会場を爆笑で包み込んだ。
「嘘を愛する女」は2018年1月20日より全国ロードショー。
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