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AV女優・
佐々木は折り合いの悪い家族から逃げるように上京し、AV女優になった彩乃を演じた。「私は今まで逆に脱ぎ倒しているから、脱ぐことにはまったく抵抗ないんです」とケロリとコメントすると、瀬々から「親泣いてないか?」とツッコミが。佐々木は「今日は家族や親戚もいっぱい来てくれてるんです。そうやってちゃんと観てくれることがうれしい」と喜びを伝え、「(AV女優役は)偏見を持たれてしまうような役かもしれませんが、普通の女の子でいられるようにドスの利いた声は抑えたりとか、そういうことを常に考えながら演じました」と役作りで意識したことを語った。
元AV女優の母親を持つ高校生・あやこ役の山田は、本作で演技初挑戦。「映画の現場自体が初めてで、どんな状況かさえもわからない中、監督の温かくも厳しいご指導のおかげで、なんとか最後まで演じ切れました。とてもいい女優としてのスタートが切れました」と感想を述べる山田に、瀬々は「オーディションのときから泣いたりすごくパワフルでした。わざわざ新潟から来てくれたんです。山田はすごいです」と手放しで褒めたたえた。
そして瀬々は「大島渚監督の『わいせつ、なぜ悪い』じゃないが、AVに出演することや人前で裸をさらして撮影することは悪いことなのか。そういう社会通念を取っ払って自由に生きたい、自分たちの“生”を確認したいと思う女性を描いた映画です」と本作のテーマを説き、「これは普通の人々にもつながることなので、ぜひ多くの人に観てもらいたい」とアピールした。
※「最低。」はR15+指定作品
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ONODERA Akira @TWDera
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