「鉄西区」「無言歌」などで知られる
第73回ヴェネツィア国際映画祭にて、オリゾンティ部門の脚本賞およびヒューマンライツ賞に輝いた本作。出稼ぎ労働者が住民の80%を占める中国・湖州で働く人々の姿が捉えられた。
なおワン・ビンは「彼らの物語を語るために、カメラのショットや捉える人物をずらしながら、ある被写体から別の被写体へ、焦点を揺らすようにひとつに絞らずに撮影しました」と本作について語っている。
「苦い銭」は、東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。
※公開日が2月3日に変更となりました。
ワン・ビン コメント
中国社会では、現代ほど「金」が重要な時代は、これまでに存在しませんでした。今、誰もが裕福になりたいと願っています。しかし現実から見れば、それは誰もが空想の中に生きていると言うしかありません。また、“流れゆくこと”は、今日の市井の中国人にとって重要なテーマです。私は、彼らの物語を語るために、カメラのショットや捉える人物をずらしながら、ある被写体から別の被写体へ、焦点を揺らすようにひとつに絞らずに撮影しました。
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ワン・ビンの新作ドキュメンタリー公開、中国・湖州で働く人々の姿映し出す(コメントあり) https://t.co/L1YZ6tMPA6 https://t.co/wTfVcTI95o