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本作はNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の脚本を手がけ、「小野寺の弟・小野寺の姉」で監督デビューを果たした西田が、2006年に発表した自らの演劇を映画化した喜劇。個性的なキャラたちによる会話劇が繰り広げられる本編同様、この舞台挨拶でも登壇者が自由きままなトークを展開した。
まず初めに丸山は、観客に「この店の主人ですよね?」と言ってほしいとリクエスト。自身の演じた元泥棒・大貫はじめの口調で「そうですー!」と劇中のひとコマを再現し、「今日だけですよ?」とアピールして会場を盛り上げた。するとユースケも「みんな映画観たならわかるでしょ?」と前置きし、観客に「猫ひろしさーん!」と叫ばせる。ユースケは「ポーツマス! ポーツマス! ……このシーンあったよね?」ととぼけてみせ、共演者たちからのツッコミに「ディレクターズカット版だから全部切られちゃったんだよ」とボケを重ねて笑いを巻き起こした。
本作で初の単独主演を務めた丸山に、市村は「マルちゃんのピュアな気持ちに引っ張られながら仕事できたよ」と労いの言葉をかける。高畑も「初の座長おめでとうございます」と丸山に声をかけ、「短い日数の撮影だったんですけど、本当に本当に楽しかったです」と心を込めて感想を述べる。しかし市村に「(撮影後も)こっちのスタジオにけっこう遊びにきてたよね? お姫様みたいな衣装着てさ」と、自身が出演した新作「DESTINY 鎌倉ものがたり」を意図せずほのめかされると、宮川から「“番宣泥棒”しないで!」とたしなめられていた。また石橋は「笑いをこらえるのが大変な現場でした」、西田は「1人ひとりが支えてくれてこの映画を乗り越えられました。感無量です」とそれぞれ語った。
思い出話やジョークが次々と飛び交う中、丸山は宮川との共演シーンを「すごく濃厚な撮影ができた」と振り返る。「監督と宮川さんは別の作品で関係性ができあがっていたから、現場でも2人で盛り上がっていて。僕も入ろうとしたら、すごく寒い日だったので『主演は車に入っていて』と。大丈夫ですと言っても、僕だけ車に入れられた」と不満げに説明。そして「いざ撮影が始まったら納得しました。緊張感のあるシーンなので、仲良くすると油断が生じてしまうから引き離してくれたんですよね、きっと」と目を輝かせながら話していると、宮川はあわてて「ごめん、マル。違うで、何も考えてないで!」とさえぎる。「え!?」とショックを受ける丸山に、宮川は「マルの髪型のネタバレのこととかを意識するのが面倒だったから、もう隠れときーや!って思ってた」と軽い口調で告白。先ほどまで熱く語っていた丸山は「時間巻き戻していいですか!? 恥ずかしい!」と嘆き、共演者たちに助けを求めていた。
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