綿矢りさの同名小説を実写化した本作は、松岡演じるOLヨシカの恋を描くコメディ。ヨシカに猛アタックを仕掛ける男・ニを
大九は「勝手にふるえてろ」というタイトルについて「原作では片思いを続けるイチに向かって(ヨシカが胸中で)言っているのですが、自分に向けた言葉にしたいと脚本を書き始めた早い段階で考えていました。若い女なんてものはどうせ、大変だと言いながら意外と死なない生きものだから、勝手にふるえてろよ、と」と言及。そして本作を「一歩先に踏み出せない、というか、これは、一歩先に行くのはバカのやることだと何だかんだと理由をつけて先に行かずに自己完結していた主人公が、自分の理想やプライドから解放される話だといえるかもしれません」と説明している。
「勝手にふるえてろ」は、12月23日より東京・新宿シネマカリテほか全国で公開。
大九明子 コメント
原作では片思いを続けるイチに向かって(ヨシカが「勝手にふるえてろ」と胸中で)言っているのですが、自分に向けた言葉にしたいと脚本を書き始めた早い段階で考えていました。若い女なんてものはどうせ大変だと言いながら、意外と死なない生きものだから、勝手にふるえてろよ、と。そういう過去の自分に対しての言葉でもありますね。ある特定数の女の人たちに伝わればいいかなと思って撮った映画ですが、観てくださった男の方たちの中にも「ヨシカに共感しました」という方が結構いて、それは意外な副産物でした。一歩先に踏み出せない、というか、これは、一歩先に行くのはバカのやることだと何だかんだと理由をつけて先に行かずに自己完結していた主人公が、自分の理想やプライドから解放される話だといえるかもしれません。イケてる感じで生きるのって逆にダサいなと感じている子って、実際多いような気がします。40代の自分のなかにもどこかそんな部分が残っているし、そう感じてしまう後輩のほうがかわいいとも思う(笑)。でもこの物語の最後でヨシカは、ちゃんと相手とぶつかって、人に見せたくないみっともないところを見せられる人になったのだと思います。
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