「
本作は、祖父の葬儀をきっかけにひさびさに集まった家族が、ある事件をきっかけに本音をさらけ出していくホームドラマ。この舞台挨拶には、主人公・吉子役の岸井に加えてキャストの
山崎は「初稿を書いてから今日までで7年間かかってます。感無量を通り越して、もう浦島太郎状態です」と挨拶。本作で初めて長編映画のメガホンを取った森ガキは「大好きな役者の方々とこの映画でデビューできて本当にうれしく思います」と感謝を述べる。本作で映画初主演を果たした岸井は「ああ、私も真ん中に立てたというか。周りの皆さんに支えられて、1人でやってるんじゃないなって思いました。仕事に対するスタンスがすごく前向きになったというか、変わりました」とコメントした。
熊本県人吉市で約2周間かけて撮影した本作。岩松は「70%は現場にいて、あとの30%は人吉をブラブラしていました。僕、喫茶店が好きで、人吉の喫茶店に行ってはそこにいたおばさんと友達になっていました。今、あのおばさんは元気かなと今日を迎えています(笑)」と話す。光石は、岩松との喧嘩シーンを「お互いいい年齢なので、けがだけはしないように注意しました。メイキングにも入っているのですが、いっぱいお布団を敷いていただいて、その上でやったり。とにかくスタッフの皆さんにケアしていただきました」と振り返る。
美保は、夫役を務めた岩松と「岩松さんとはこの前も夫婦役をやったんですが、一緒のシーンはありませんでした。仲いい夫婦、いつかやりたいですよね」「僕たちのシーンは車の中だけなので、家族という実感が今一つなかったですよね」と会話する。さらに美保は「岩松さんとはメル友になったのですが、『夫婦になったけど、絡みはなかったね』って連絡が来て、え、ベッドシーンのこと!?ってドキッとしました」と笑う。また吉子の恋人役の松澤は、「1回東京に戻ってからまた人吉で皆さんと合流したら、家族(役のキャスト)が家族になっていたので、僕は転校生のような気分でした。そんなときに光石さんは『お前は俺の娘の彼氏なのか!』と言ってきて、僕は怖気付いてしまったんですが(笑)。それ以降は仲良くしてもらいました」と裏話を明かした。
最後に岸井が「この作品はみんなが必ず最初に属する集団である家族のお話なので、いろんなところで共感していただけるように、飛び立ってほしいなと思います」と挨拶。そして森ガキが「初監督の僕にテアトル新宿さんはこんなに大きな舞台を用意してくれて。松竹さんの力ですごく広めていただけて、うれしく思っています。素敵なスタッフや役者陣と、汗まみれ泥まみれになりながら作った作品です」と話し、イベントは終了した。
※山崎佐保子の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
関連する特集・インタビュー
関連記事
岸井ゆきのの映画作品
関連商品
リンク
- 「おじいちゃん、死んじゃったって。」公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ONODERA Akira @TWDera
【イベントレポート】「おじいちゃん、死んじゃったって。」主演・岸井ゆきのが「やっと真ん中に立てた」 - 映画ナタリー https://t.co/WM5b88nXj7