新千歳アニメ映画祭のコンペにデヴィッド・オライリー登壇、新鋭・薄羽涼彌も

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本日11月4日、北海道・新千歳空港ターミナルビルにて開催中の第4回 新千歳空港国際アニメーション映画祭でインターナショナルコンペティション3が実施された。

デヴィッド・オライリー

デヴィッド・オライリー

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インターナショナルコンペティション3では「ザ・クリスティーズ」トリロジーのフィル・ムロイ、第64回ベルリン国際映画祭の短編部門でグランプリを獲得したジョナサン・バイネルなどの作品を紹介。会場には出品作の監督であるフレデリック・トレンブレイ、薄羽涼彌、ニキータ・ディアクル、デヴィッド・オライリーが登壇した。

「Everything(原題)」 (c)David OReilly, 2017

「Everything(原題)」 (c)David OReilly, 2017[拡大]

同名ゲームの予告編でもある「Everything(原題)」を出品したオライリーは「映画祭でプレゼンをしなくてはいけないことがあって、そのときゲーム自体をプレゼンするのは難しく思い、ゲームを紹介するこの映像を制作しました。そうしたら、ゲームよりこの短編のほうが人気になってしまった」とコメント。哲学者のアラン・ワッツの言葉をナレーションに使用したことに関して「アラン・ワッツの言葉にインスピレーションを与えられた。彼の言葉はゲームでも使用しています」と述懐した。

薄羽涼彌

薄羽涼彌[拡大]

デッサン人形のようなキャラクターのみで構成された「見なれぬものたち」を監督した薄羽は「CGのツールを触っていると、現在ある作品のバリエーション以上のものを生み出す力がこの道具にはまだまだあると思うんです。その新しい可能性を探っていきたい」と述べ、「自分ですべてをコントロールするのではない作品を作ってみたいと考えていました」と思いを語る。

ニキータ・ディアクル

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フレデリック・トレンブレイ

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「Dolls Don't Cry(原題)」 (c)TremblayCanada

「Dolls Don't Cry(原題)」 (c)TremblayCanada[拡大]

醜い猫を主人公にしたCGアニメ「Ugly(原題)」を出品したディアクルは「醜いCGアニメとは何かと考えるところから始めました。そして美しいものと醜いものが共存している世界を作るのに成功したと思っています」、ストップモーションアニメを制作する男女の姿を描いたストップモーションアニメ「Dolls Don't Cry(原題)」を手がけたトレンブレイは「ストップモーションアニメだから可能な物語を作りたいと思っていました。また人形そのものの感情を顔を動かさないで描きたかった」とそれぞれ制作を振り返った。

第4回 新千歳空港国際アニメーション映画祭は11月5日まで開催。

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