草刈正雄が「オリエント急行殺人事件」吹替版でポアロ役、「思いっきり暴れたい」

アガサ・クリスティーの同名小説をケネス・ブラナーが映画化した「オリエント急行殺人事件」。本作の日本語吹替版で、ブラナー演じる名探偵エルキュール・ポアロに草刈正雄が声を当てることがわかった。

「オリエント急行殺人事件」は、トルコ発フランス行きの豪華列車を舞台にしたミステリー。ブラナーのほか、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルスらがキャストに名を連ねた。

草刈は、神奈川・箱根ラリック美術館で展示されているオリエント急行のサロンカーにポアロのようなひげを付けて登場。NHKで放送されたテレビドラマ「名探偵ポアロ」を観ていたことを明かし、「いろんな俳優さんが演じているポアロはそれぞれ演じ方を変えているので、見比べるのも楽しいですよね。ケネス・ブラナーさんは、本当にスタイリッシュ。素敵なお芝居に僕がどこまで声を付けられるか楽しみです」と話した。また、観客に対しては「声だけですけど、思いっきり暴れたいと思います」とメッセージを送っている。

「オリエント急行殺人事件」は、12月8日より全国ロードショー。

草刈正雄 コメント

オファーを受けたときの心境

すごい豪華キャストですし、その中でもポアロの声ということで「えー！」と思いました。うれしかったですね。

アガサ・クリスティー作品を読んだり、映画作品を観たことはあるか

アガサ・クリスティーの映画が立て続けに公開された時代がありました。まだ僕も若かったのですが、そのときほとんど観ていると思います。

アガサ・クリスティー原作の映画を観たときの印象

エンタテインメントですよね。旅行先で、それもオリエント急行や船で殺人が起きたり、ドキドキしますよね。そこが醍醐味じゃないでしょうか。面白いですよね！

アフレコへの意気込み

不安だらけですよ。よくしゃべっているでしょ（笑）。日本語でついていけるかなって、ちょっと不安ですね。台本を読んでみたんですけど、演じている俳優さんたちは感情が豊かなので、声だけで感情を表現することは、楽しみです。

ミステリー作品を読んだり観たときに犯人を当てられるか

できん！ あんまりできんほうなんですよ（笑）。2時間ドラマだと「あっ、この人かな」って犯人がなんとなくわかるときもありますが、けっこう当たらない、僕は。アガサの作品はちょっとわかりにくいですよね。

衣装を身にまとってひげを付け、オリエント急行に乗車した感想

すごいよね、これ。こうやって扮装して、ましてや使っていた車両に乗っていると、その気になっちゃうんですよ、すぐ（笑）。ポアロになっちゃってるんですよ。ちょっとこれ、大人しいひげでしたけどね。ケネスさんみたいに大きいのも楽しみにしていたんですけど、こういうひげで落ち着きました（笑）。

ポアロについての印象

NHKで放送していたポアロさんも観ていたし、“本当に日本人はポアロが好きなんだな”って、思いますよね。いろんな俳優さんが演じているポアロはそれぞれ演じ方を変えているので、見比べるのも楽しいですよね。ケネス・ブラナーさんは、本当にスタイリッシュ。素敵なお芝居に僕がどこまで声を付けられるか楽しみです。

ポアロの人気の秘密

しゃべり方にしても、ファッションにしても、テーブルマナーにしても、いちいち素敵ですよね。あれが魅力じゃないでしょうか。

観客へのメッセージ

本当に私もびっくりしました。すっごい豪華キャストなんですよ。その中の1人の、ましてや主役のポアロの声をやらせてもらうということで本当に今から楽しみにしております。声だけですけど、思いっきり暴れたいと思います。