本日10月30日、「
「あゝ、荒野」は、菅田将暉演じる人生の挫折を味わった少年院上がりの新次と、ヤン・イクチュン扮する吃音と赤面対人恐怖症に苦しむ“バリカン”こと建二が織りなす青春ドラマ。山田は、新次の宿命のライバル・裕二を演じた。
裕二役をオーディションでつかんだ山田は「この映画に出ることによって、役者として見てもらえるんじゃないかと思ったんです」と述懐し、「マネージャーさんにも『この役を落としたらこの先を考えなきゃいけないね』と言われていて。(裕二役の候補は)もう1人、僕も好きな俳優さんもいたので死ぬ気で臨みました」と当時を懐かしむ。
オーディションの合格後は、「百円の恋」にも参加した松浦慎一郎にボクシング指導を受けながらトレーニングに励んだ山田。期間中は「プロに近付けば近付くほど裕二にも近付く」と感じていたそうで、「すべてのメニューが終わったあとに、思いっきりお腹を殴られるのを30回から50回くらいやるんですよ。ジムの人たちが『この子たちは本当にプロになるんですか?』とおびえるほど真剣にやっていました」と過酷な練習の一端を明かし、「そのときは主演舞台やベーシストの役もやっていたから、俺は何者なんだ?と感じていました」とはにかんだ。
劇中に対戦シーンが登場する菅田の話題になると、山田は「俳優としての表現は好きな部分が多い」と彼について語ったあと「『BLEACH』というマンガに『憧れは、理解から最も遠い感情だよ』とあるのですが、僕も菅田くんに憧れるのはナシだなと思って」と続ける。そして「死ぬ気で行こう」と菅田と言い合っていたという試合の場面では、意識が飛んだこともあったとエピソードを披露しながら「アクションの部分が終わってもカットの声がかからないから、そこから先はただボクシングなんです!」とコメント。また、「いいカットが撮れました」という岸の感謝の言葉に、山田は「役者冥利に尽きます」と笑顔で返す。それを受けて岸は「ボクシングシーンは本当に誇りを持って作れたと思います。(山田の)この体に感謝です」と作品の完成度に胸を張った。
最後に山田は「観終わったあと、すごい映画だなと思ってもらえると思います。最後まで楽しんでください」と観客に語りかけ、イベントを締めくくった。
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「あゝ、荒野」山田裕貴、菅田将暉と死ぬ気で激突「憧れるのはナシだなと思って」 - 映画ナタリー https://t.co/ozsE0750Rt
「『憧れは、理解から最も遠い感情だよ』とあるのですが、僕も菅田くんに憧れるのはナシだなと思って」
同世代からもここまで言われる様に…!