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クリス・エヴァンスが主演を務めた「gifted/ギフテッド」は、フロリダに暮らすフランクと姪メアリーの関係を軸にしたヒューマンドラマ。イベントには、劇場版オリジナルアニメーション「心が叫びたがってるんだ。」で音楽を担当した
「(500)日のサマー」で長編デビューする以前は、ミュージックビデオの監督を務めていたウェブ。彼は「『(500)日のサマー』を撮影するにあたっては、まず最初にサウンドトラックを作ったんです。あの作品の音楽は、歌詞がシーンやキャラクターの心情を説明しているようなものが多い。そういう曲の使い方はとても楽しいんです」と制作時を懐かしむ。そしてミトは「(500)日のサマー」を鑑賞したときのことを振り返り、「ピクシーズの曲をカラオケで歌うシーンはハマりすぎていました! エレベーターの場面でザ・スミスの曲を入れるのも、シーンに寄り添っている感じがしてすごく面白かったです」とコメントしてウェブを喜ばせていた。
続いて、「gifted/ギフテッド」の話題に。「メアリーを演じたマッケナ・グレイスはどうやって発掘したのか?」と質問が飛ぶと、ウェブは「オーディションで800人から900人くらいの少女に会っても、この役にふさわしい人物は見つからなかった」と明かしながら、「(グレイスに)泣き叫ぶシーンをやってみようと言ったら、4、5分くださいと部屋を出てしまったんです。そして戻ってきたあと、急に感情を爆発させて泣き叫んだ。この子しかいない!と確信しました。彼女は、自分の心の中の強い感情を引き出して表現できる。彼女こそ演技の“ギフテッド”を持っているなと思います」とグレイスを称賛する。
終盤には、ミトが「私は日常の中にある2秒くらいの出来事を音楽にしているつもりでクラムボンをやっているのですが、ウェブ監督の作品を観たとき、どの世界でも同じように日常のつぶさな出来事をエンタテインできるんだなと感じました。何か一緒にできたらいいですね」とウェブにほほえみかける。ウェブは「もちろん! 一緒に映画やアニメを作りましょう」と即座に快諾したあと、「楽しんでご覧いただきたいですし、心に触れるものがあればと願っています。また、私の国(アメリカ)の大統領のいろんな発言について、この場でおわびしたいと思います。この映画を僕のおわびのしるしと思って観ていただければ」と冗談を交えながら観客に挨拶してイベントを締めくくった。
「gifted/ギフテッド」は、11月23日より東京・TOHOシネマズ シャンテほかにて公開。
マーク・ウェブの映画作品
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- 「gifted/ギフテッド」公式サイト
- 「gifted/ギフテッド」予告編
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マーク・ウェブが最新作携え来日、演技の“ギフテッド”持つ子役を称賛(写真12枚) - 映画ナタリー https://t.co/bLIFU43XrD