全国にて公開されている
TAMA映画賞は、「明日への元気を与えてくれる、夢を見させてくれる活力あふれる作品・監督・俳優」を表彰するもの。第9回TAMA映画賞では、2016年10月から2017年9月に劇場公開された作品が対象となっている。
最優秀作品賞の受賞にあたり黒沢は「実験的な侵略SFに賞をいただけるとは夢にも思っていませんでした。俳優やスタッフたちが新しい娯楽映画を目指して試行錯誤した結果が評価されたのだとしたら、こんな嬉しいことはありません」とコメント。また長澤は「監督をはじめ、スタッフ・キャストと共に熱い夏を乗り切った事、青春の思い出の様にふと思い出しては、夢の様な不思議な時間だったとまるで自分が概念を奪われた様な感覚に囚われます」と述べている。
同作のほか「逆光の頃」「想影(おもかげ)」「PとJK」などでの演技も評価され、受賞が決まった高杉は「2017年は出演させて頂いた作品の中でも特に正解が見えづらく、最も模索しながら演じたのが『散歩する侵略者』でした。その作品がこのような素晴らしい賞として評価されたこと、自分がそこに少しでも関われた事を心より光栄に思います」と喜びのコメントを寄せた。黒沢、長澤、高杉の3人は11月18日に東京・パルテノン多摩大ホールにて開催される授賞式に参加する。
なお同賞と関連した第27回映画祭TAMA CINEMA FORUMは、11月18日から26日にかけて東京・多摩市内にて開催される。
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黒沢清 コメント
大変な驚きです。実験的な侵略SFに賞をいただけるとは夢にも思っていませんでした。俳優やスタッフたちが新しい娯楽映画を目指して試行錯誤した結果が評価されたのだとしたら、こんな嬉しいことはありません。映画祭のみなさま、観客のみなさま全てに感謝を捧げます。どうもありがとうございました。
長澤まさみ コメント
この度は栄えある賞を頂き誠にありがとうございます。
監督をはじめ、スタッフ・キャストと共に熱い夏を乗り切った事、青春の思い出の様にふと思い出しては、夢の様な不思議な時間だったとまるで自分が概念を奪われた様な感覚に囚われます。
この作品に携われた事に感謝します。
ありがとうございました。
高杉真宙 コメント
2017年はジャンルも役柄も全く違う映画に6本出演させて頂き、たくさんの演出に出会わせて頂いた本当に刺激的な一年でした。
その中でも特に正解が見えづらく、最も模索しながら演じたのが「
その作品がこのような素晴らしい賞として評価されたこと、自分がそこに少しでも関われた事を心より光栄に思います。
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- 映画「散歩する侵略者」公式サイト
- 第9回TAMA映画賞 公式サイト
- 第27回映画祭TAMA CINEMA FORUM 公式サイト
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