リチャード・リンクレイター、ニューヨーク映画祭で影響受けた作品語る

3

47

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 9 34
  • 4 シェア

第55回ニューヨーク映画祭のトークイベントにリチャード・リンクレイターが登壇し、影響を受けた映画について語った。

リチャード・リンクレイター(写真提供:Van Tine Dennis / ABACA / Newscom / ゼータ イメージ)

リチャード・リンクレイター(写真提供:Van Tine Dennis / ABACA / Newscom / ゼータ イメージ)

大きなサイズで見る(全2件)

現地時間9月30日に行われたイベントにて、リンクレイターは同映画祭のディレクターであるケント・ジョーンズとトーク。まず、マーティン・スコセッシが監督を務めロバート・デ・ニーロが主演した「レイジング・ブル」を挙げ「間違いなく、この映画によって僕の人生は変わった」と明かす。次にリンクレイターが言及したのはデヴィッド・リンチの「イレイザーヘッド」。リンクレイターは同作に登場するエレベーターのシーンに惹き付けられたことを語り、リンチを「同時代に生きる偉大な映画作家の1人」と称賛した。

スタンリー・キューブリックの「バリー・リンドン」について、リンクレイターは同作で多用されるナレーションに言及。「映画でのナレーションはよくないことだとされているけど、キューブリックはそういったルールを破ることを恐れない。ナレーション以外にも、ズームアウトを使ったりね」と話す。さらにリンクレイターは、アルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」をチョイス。殺人鬼ノーマン・ベイツが犠牲者の車を沼に沈めるシーンについて「ヒッチコックは、このシーンで観客をノーマンに感情移入させることに成功している」と説明した。

そのほか、バスター・キートンとクライド・ブラックマンが監督した「キートンの大列車追跡」や、ロベール・ブレッソンの「スリ」、ヴィンセント・ミネリの「走り来る人々」、ロバート・アルトマンがレイモンド・チャンドラーの小説を映画化した「ロング・グッドバイ」、モンテ・ヘルマンの「断絶」についても語ったリンクレイター。このトークイベントの模様はYouTubeでも公開されている。

なおニューヨーク映画祭のオープニングを飾ったリンクレイターの新作「Last Flag Flying(原題)」は、11月3日よりアメリカで公開。

この記事の画像・動画(全2件)

(情報提供:Indiewire.com / IFA / ゼータ イメージ)

全文を表示

読者の反応

  • 3

菱沼康介 演技強化WS! 短編集!! 新作準備中!! @hisikosu

リチャード・リンクレイター、ニューヨーク映画祭で影響受けた作品語る(動画あり) - 映画ナタリー https://t.co/ANXwJ9GxeR

コメントを読む(3件)

関連記事

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 イレイザーヘッド / レイジング・ブル / バリー・リンドン / サイコ(1960年) / スリ(1959年) / 走り来る人々 / ロング・グッドバイ / 断絶 / リチャード・リンクレイター / マーティン・スコセッシ の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。