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「ネオ桃太郎」で「PFFアワード2014」のジェムストーン賞を受賞した小田が、第24回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラシップ作品として制作した本作。工業高校の同級生・タダタカシに淡い思いを抱くサイモンと、“運命の女”を探すタカシとの旅が描かれる。阪本がサイモン、須賀健太がタカシを演じた。
本イベントは、本日9月29日に閉幕する第39回PFFの一環として実施。本作で商業デビューを果たした小田は「自主映画と大きく違うなと思ったのは、自主映画はすでに知っている仲間たちと撮影するのでコミュニケーションを新たに取る必要がないんです。でも今回は新しいスタッフもいて、特に主演の阪本さんとは共通言語を探すところから始める必要がありました。監督としてとても勉強になった経験でした」と述懐する。
第28回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでフォトジェニック賞を受賞している阪本。映画初出演で須賀とともにダブル主演を務めたことに関して「初めてのお芝居の経験だったので、クランクインの1カ月ほど前から小田監督と2人で稽古をする時間を設けていただきました。稽古中に『今のよかったよ』と言われるときと『それはちょっと違う』と言われるときがあって、実はその差があまりわかっていませんでした」と告白し、観客を笑わせた。
イベントでは須賀のコメントも発表。その中で「尊敬する俳優は誰ですか?」と事務所の先輩である須賀から質問された阪本は「『須賀健太さん』と言うように言われています。撮影の空き時間に『尊敬する俳優は誰ですか?』『須賀健太さんです』と何度も練習させられました(笑)」と裏話を明かす。続けて「でも須賀さんは、演技初挑戦の僕にも優しくて、現場も盛り上げてくれて、お兄ちゃんみたいでした」と本心を語った。
最後の挨拶で小田は「撮影までがすごく長く感じたんですが、撮影はあっという間に終わってしまって、完成した今はなんだかさみしい気持ちです。今日この作品を観るお客さんの反応が気になります」、阪本は「初めて脚本を読んだときは普通の青春物語かと思いましたが、実際は全然違いました。特に、最後のほうである人たちに襲われるシーンがあるのですが、完成したものを観るとすごいことになっていて感動します。ぜひ観てください」と語り、イベントの幕を引いた。
「サイモン&タダタカシ」は、2018年春に東京のシネ・リーブル池袋ほかにて公開。
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