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本作は、愛犬を亡くした恋人のためにW・ブルース・キャメロンが書いた小説「野良犬トビーの愛すべき転生」をもとにしたファンタジー。命の恩人である飼い主イーサンと再会したい一心で、生まれ変わりを繰り返す犬ベイリーの姿が描かれる。
ハルストレムが犬を題材にした映画を手がけるのは、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」「HACHI 約束の犬」に続き3作目。いつも家族の中に犬の存在があり、犬とともに育ったという彼は「きっと犬の感情や生き方にも共感できるはずだと思ったんだ」と本作を制作するに至った理由を説明する。
人間と犬どちらもリアルな演技を求められた本作。ハルストレムは「この映画を撮るにあたってルールとして決めたのは、犬はカメラ目線でしゃべらないということ。型にはまらないストーリーだし、人間と犬の演技でできるだけリアルで真実味のあるものにしたかった」と演出へのこだわりを明かした。
ほぼ全編にわたって犬の視点で語られることから、ハルストレムは犬たちが何をどのように見ているのかを、何色に見えるのかという部分も含め徹底的にリサーチしたという。そんな彼のこだわりに応えたキャストやスタッフたちに対し、ハルストレムは「みんなが僕の即興的なやり方にオープンに対応してくれて最高だった。自由にやらせてもらえてありがたかったし、遊びの余地があったことも、求めていたものを素晴らしい俳優たちから得られたことにも感謝しているよ」と述べている。
「僕のワンダフル・ライフ」は、9月29日より東京・TOHOシネマズ 日劇ほか全国でロードショー。
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- 「僕のワンダフル・ライフ」公式サイト
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そういえばラッセ監督の映画には犬が、よくでてくるなぁ。→犬の視界まで徹底リサーチ、ラッセ・ハルストレムが「僕のワンダフル・ライフ」語る - 映画ナタリー https://t.co/DCYhdfHKUG