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本作はNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の脚本を手がけ、「小野寺の弟・小野寺の姉」で監督デビューを果たした西田が、2006年に発表した演劇を自ら映画化した喜劇。本作で初の単独主演を務める丸山が、とある豪邸に忍び込んだ元泥棒・大貫はじめを演じている。
舞台上のドアからキャスト陣が1人ひとり姿を現していく中、丸山だけ中央に置かれた金庫の中から登場。本作にちなんだこの演出について丸山は、「生まれて初めての経験ですね(笑)。ちょっと怖かったです。狭いところとか苦手なので」とおどけながら話すと、客席からは「かわいい」の声が。丸山が「センキューソーマッチ」とウインクを飛ばし、さらにユースケが「丸山くん、今日ノーパンだからね!」と冗談を言うと会場中から絶叫が上がる。
続いて話題は撮影現場のエピソードに。ユースケが「エピソードトーク得意じゃん」と宮川に無茶振りすると、宮川は「いや、その振り方!」とツッコミを入れつつも、撮影中に19歳のときの元彼女に会った話を披露。「駅前でのロケだったんですけど、カメラが遠巻きに撮ってたからスタッフさんも近くにいなくて。僕がセリフ言おうと思ったら、急に『大ちゃん!』って(笑)。『どうしたの、その格好!?』って声かけられて。『いや撮影中だから』って言ったんですけど、聞いてくれずに子供の写真まで見せられましたよ」と話し、笑いを誘う。
本作にちなみ「盗みたいもの」をそれぞれが語る場面も。石橋が「蛇口に付いてる水道水をアルカリ性に変える機械」、片桐が「お金」、峯村が「ネコ」、市村が「丸ちゃんの若さと、石橋の美しさ、片桐くんのユーモア」と答えていく中、丸山は「僕、こう見えてもアイドルやってまして」と前置き。そして「できることなら、日本全国の女性のハートを盗みたいですね」とニヤリとした表情で続け、観客はまたも絶叫。ユースケは横で「そんなこと言うんじゃねえかと思ってたよ」とぼやいた。
撮影前の自主的な本読みで、丸山の自宅に行ったという宮川は「ベースとお酒がいっぱい並んでて、すごい男らしい部屋だったんです。僕はまったく楽器できないんですけど、一番ええベースをパチりたかったですね」と話す。思わぬところで丸山のプライベートが垣間見える話が飛び出し、観客は歓喜。市村は「まったく女っ気ないよね。汚い部屋だった(笑)」と話し、宮川は「しばらく誰も来てないんちゃう?」と続けた。
最後に丸山が「殺伐としたことだったり、つらいニュースだったり、お父さんに怒られたこととか、嫌なことを全部忘れられる映画です。それでも観終わったときに、身近にある大切なものに気付けるような素敵な作品になってると思います。どうぞ楽しんでください」と挨拶し、イベントは幕を閉じた。
「泥棒役者」は、11月18日より東京・TOHOシネマズ 新宿ほかにて全国ロードショー。
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「泥棒役者」完成披露 - 映画ナタリー https://t.co/EMdzunM0bH
『本作にちなみ「盗みたいもの」をそれぞれが語る場面も。(略)→片桐が「お金」』
お金以外になんかもっとなかったんですか…。市村さんは「片桐くんのユーモア」って言ってくれてるのに、お金ですか…。