「娼年」の主人公は、バーでアルバイトに明け暮れる大学生・森中領。ある日彼は、ホストクラブで働く中学時代の同級生・田島進也を介して、御堂静香という女性に出会う。恋愛や女性に興味を持たなかった領だが、静香がオーナーを務める会員制ボーイズクラブ「パッション」に入るための試験を受け、“娼夫”に。女性1人ひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気付いた領は、やがて静香に対して思いを寄せるようになっていく。
2016年には三浦によって舞台化され、松坂が主演を務めた「娼年」。本日10月17日に29歳の誕生日を迎えた松坂は「映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画『娼年』にはあると思いました」とコメントを寄せる。三浦は「映像化は色んな意味で舞台化よりさらに困難な作業になりましたが、原作の石田衣良さんの小説の意思を受け継ぎ、『性描写』に関しては一切妥協せず、でも、よりポップに描き切ったつもりでいます」と語った。
映画「
※「娼年」はR18+指定作品
松坂桃李 コメント
昨年、「娼年」という舞台に出演したことは自分の中で大きな出来事の一つでした。
この作品の千秋楽の日、二度とできない、そう思えるほど、無の状態になりました。
だから映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。
でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画「娼年」にはあると思いました。
撮影前に三浦監督に言われた言葉です。
“ようやくこれで石田衣良さんが産み出した「娼年」が完成する”と。
撮影を終えた今、僕自身もそう感じています。
舞台同様、無になりましたが。
三浦大輔 コメント
厳しい条件の中、全キャスト、スタッフが満身創痍で作り上げました。娼夫になる主人公の「領」は舞台に引き続き、松坂桃李君です。舞台からさらに進化した、また新たな「領」を演じてくれ、やはり、この役は彼でしか成立し得ないと確信しました。映像化は色んな意味で舞台化よりさらに困難な作業になりましたが、原作の石田衣良さんの小説の意思を受け継ぎ、「性描写」に関しては一切妥協せず、でも、よりポップに描き切ったつもりでいます。結果、あまり前例がない、新しいエンターテイメントが産まれた予感がしています。R18作品ですが(こればっかりはしょうがない)、幅広い人たち、特に女性の方々に観て欲しい気持ちでいっぱいです。「娼年」は女性の欲望を全肯定する物語です。公開をどうぞご期待ください!
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- 「娼年」公式サイト
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
松坂「映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画『娼年』にはあると思いました」/松坂桃李が“娼夫”に、三浦大輔が石田衣良の小説「娼年」をR18指定で映画化 https://t.co/cepzW5X2BM