第10回したまちコメディ映画祭in台東が、本日9月16日に開幕。そのオープニング作品として、俳優の
放送作家・はしもとこうじの実話をもとにした本作は、借金を残したまま13年前に失踪した父が余命3カ月で見つかったことから始まる家族の物語。リリー・フランキー扮する父親の空白の13年間が、彼の葬儀の参列者が語るエピソードによって埋められていく。上映前のトークでは、第15回ウラジオストク国際映画祭にてリリー、高橋、そしてキャストとして出演もした齊藤がベストアクター賞を受賞したとの報告が。本来は1作品につき1人の受賞となるが、今回は特別に3人へ授与されたという。齊藤は「僕はおまけです」と言いつつ、「ロシアの方たちにも心で受け止めていただくことができたのでは」としみじみ語った。
上映後にはティーチインが行われ、本作のキャストである
父親の思い出を語るシーンの撮影について尋ねられると、齊藤は「基本的にカメラ2台で長回し。関係性や流れだけお伝えしていて、後半はドキュメントでした。何が起きても撮り続けるという演出としては乱暴な方法でしたが、何かトライしたいという気持ちがあったので」と説明する。大水が「村上淳さんが『俺さっさとやって終わらせるから』って言ってたんですけど ……“フリ”でしたね。まさか歌ったり小道具を仕込んでくるとは……」と笑いをこらえきれなかったことを明かすと、高橋も「そうですね。僕も自分の目線で見ていたら絶対吹き出しちゃう」と同意。「親父ってこういう人たちと知り合っていたんだ……という考えになんとか意識を向けて乗り越えました」と思わぬ苦労を語った。
終盤に差し掛かり、齊藤が「“友達枠”として、日本映画の救世主をゲストを呼んでいます」と告げると、ステージの袖から
「blank13」は2018年2月3日より東京・シネマート新宿にて公開。
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- 「blank13」公式サイト
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寒河江 弘👊♋いや絶対生きるやで! @sagaehiroshi
山田孝之が齊藤工、高橋一生ら登壇「blank13」舞台挨拶に友達枠で飛び入り参加(写真22枚) - 映画ナタリー https://t.co/hGTBbg4GnO