これは、日本国際放送とミャンマーの民間地上波チャンネルMyanmar National Television(MNTV)が共同製作するもの。東京・高田馬場を舞台に、日本とミャンマーという2つの祖国の間で揺れるミャンマー人女子高生・ナンのひと夏を描く。森崎はミャンマー人でありながら日本のポップスターとして活躍する木村アウンに扮する。映画版の監督と脚本をチー・ピュー・シンが担当し、森崎のほかウィッ・モン・シュエ・イー、ヤン・アウン、アウン・イェ・リンが出演。森崎が主演し、ミャンマーで放送予定の連動ドラマでは「カノン」の
会見にて森崎は、「僕はミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生のときに日本に来ました。ミャンマーも日本も祖国だと思っています。ミャンマーではおばあちゃんと住んでいたので、このようにミャンマーと日本の架け橋となる、そしておばあちゃん孝行にもなるお話をいただけてうれしく思っています」と心境を語る。また記者会見と成功祈願のお祈りのためにミャンマーを訪れたときのことを「僕は『映画撮るんだよ』と言ったんですけど、おばあちゃんは真っ先に『焼けた? 痩せた? グループはどうなの?』って僕の体や普段の生活を心配してくれました」と振り返る。
2018年公開のスティーヴン・スピルバーグ監督作「Ready Player One(原題)」や本作といった国際的作品への参加が続く森崎は、「海外で経験できるチャンスをいただけるのはすごくうれしい。僕は英語をペラペラにしゃべれるわけではないので、スピルバーグ監督の現場でも正直つらかったことのほうが多くて。でも周りの人々に支えられているな、国を越えても人に助けられて作品を作っていることは同じだな、と思いました。最近は特に感謝の気持ちを忘れちゃいけないなと感じています」と明かす。さらにPrizmaXではボーカルとして活躍していることから、「普段はマイクを持ったら歌うことが多いので、しゃべるのは得意ではないんです。なので、ぜひライブに来てください!」とアピールして笑いを誘った。
そのほかにも会見では、映画版の主人公ナン役のウィッ・モン・シュエ・イーが「日本を愛する女の子という役をできることを光栄に思います」と話し、現在勉強中だという日本語で「一生懸命がんばります」と挨拶。映画版監督のチー・ピュー・シンは「この映画は、まずナンの父親が1988年の民主化運動で日本に逃れてきたところから始まります。そうやって移住した人々の子供たちは日本を祖国だと思い、ミャンマーを外国だと思っています。そんな子供たちの気持ちを描いているところが見どころです」と、ドラマ版監督の雑賀は「このドラマと映画をミャンマーの方に観てもらって、日本を知り、好きになってもらえればうれしい」と述べた。
「My Country My Home」は2018年2月上旬にミャンマーで上映。日本での公開は未定だ。また映画に先立ち1月にミャンマーで放送されるドラマ版は、2017年10月に日本とミャンマーで撮影される予定となっている。
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Naoya Sakagawa @sakagan
日本・ミャンマー共同製作映画&ドラマ、高田馬場、リトルヤンゴンが舞台なのか。
「東京・高田馬場を舞台に、日本とミャンマーという2つの祖国の間で揺れるミャンマー人女子高生・ナンのひと夏を描く。」
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