映画「
前川知大率いる劇団イキウメの演劇をもとにした本作は、宇宙からやってきた“侵略者”たちによって、日常が非日常へと変化していくさまが描かれる。恒松は女子高生の外見をした侵略者・立花あきらを演じた。
撮影現場で最年少と最年長同士だったという2人。黒沢は「恒松さんと舞台挨拶に立てるとは夢のようです。極端なトークになるかもしれません」と挨拶する。そして恒松を「この若さで侵略者という矛盾の存在を演じることができるとは驚きました。天才ですよね」と褒めちぎる。侵略者を演じるにあたり恒松は苦労したようで「どうすればいいかとても考えました。アクションの練習のときに、監督から笑いながら演じてみてと言われたことをヒントにしました」と黒沢からのアドバイスを明かす。
原作が演劇であることに加え、初共演のキャストが多い本作は黒沢にも挑戦だったようで「さまざまなタイプの侵略者たちが、自分たちのルールに従って行動する。でもルールがあるようで違うことをする人もいて。ルールがあるのにざっくりしているという点を両立させるのに神経を使いました」と語った。主演の長澤まさみをはじめ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙などが出演する本作。恒松は「長谷川さんはカッコいい大人で、色気もあって。共演した高杉さんと一緒に『カッコいいね!』と話していました。同じ侵略者を演じた松田さんには『侵略者としての仕事をしていなくてごめんね』と言われました(笑)」と共演者とのエピソードを披露した。
最後に黒沢は「タイトルからどんな映画だと想像しますでしょうか。ご覧いただければ、想像通りな部分と違う部分があるかもしれません。でも最後まで付き合っていただければ、鮮明な答えが見つかるはずです」と観客にメッセージを送り、イベントの幕を閉じた。
映画「散歩する侵略者」は、9月9日より全国でロードショー。なおイキウメによる「散歩する侵略者」も10月27日より東京・シアタートラムで再演される。
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