本日8月24日、「
実話をもとにした「ダンケルク」は、第2次世界大戦時、フランス・ダンケルクでドイツ軍に包囲された連合軍の兵士40万人以上を救出する撤退作戦を描いた作品。ノーランは「観た人が当事者であるかのように感じられる主観的な映画を作りたかったので、徹底的にリサーチを重ねました。存命中の体験者に取材することができ、 “あの浜辺で何が起きたのか”を聞いたときは、心が揺さぶられるものがありました」と制作準備段階のエピソードを披露する。
続いて記者から「フィルムメーカーとしての生き方で、ジョージ・ルーカスやスティーヴン・スピルバーグから受け継いでいると感じるものは?」と問われた際には「7歳のときに『スター・ウォーズ』を観たのは、のちのち映画を撮ることになる人間として、決定的な出来事でした。この作品を撮るにあたって、スピルバーグ監督はご自身が持っていた『プライベート・ライアン』の35mmのプリントを貸してくださいましたし、水上で撮影するときのいいアドバイスをたくさんくれました」と真摯に答えた。
会見には、ゲストとして
そして岩田から「作品作りで大切にしているポイントは?」と問われたノーランは「撮影、編集など映画作りのいろんな部分が好きです。中でも一番好きなのは音のミキシング! 何千という音をつなぎ合わせて、よりよい作品にするためには?と考える、充実感のある作業です」と回答。さらに岩田が「映画のことばかり聞かれていると思うので……」と配慮しながら「日本で好きな場所は?」と質問を投げかけると、ノーランはいきいきとした表情で「前回の来日時は、家族と新幹線で京都へ行き旅館に泊まったんです。子供たちが木刀を買って遊んでいたら障子に穴を開けてしまって(笑)。いい思い出になったのでもう1回行きたいです」と思い出話を披露し、会場を和ませた。
会見の終盤にはノーランから岩田へ、「ダンケルク」の脚本がプレゼントされた。脚本にサインが入っているのを見た岩田は「めちゃくちゃうれしいです! 今、童心に返りました!」と弾けんばかりの笑顔を見せ、ノーランとハグをした。
「ダンケルク」は、9月9日より全国でロードショー。
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