お笑いコンビ・
竹吉優輔の同名小説を
キャストとしても参加した
前田は「僕が今回演じさせていただいたナギという役は普段の自分とは違う部分が多く、新たな挑戦という意味で是非ともやってみたい!と思いました」とコメント。監督の五藤利弘は「本作は、少年たちが自分たちの心に向き合いながら葛藤しながら大きな行動を起こす映画です。皆さんもぜひ『レミングス』の一員になって少年少女たちの揺れ動く心を一緒になって感じて頂けましたら幸いです」と思いを語っている。
「レミングスの夏」は10月1日より東京・ユーロライブほか全国にて順次公開。
前田旺志郎 コメント
はじめは何も考えずに読んだのですが、どんどん引き込まれていって、アサミさんの目線、ナギたちの目線の両方で家で泣いてしまいました。
僕が今回演じさせていただいたナギという役は普段の自分とは違う部分が多く、新たな挑戦という意味で是非ともやってみたい!と思いました。ナギはレミングスの中心人物でありリーダー的な存在です。普段はみんなをまとめていますが、責任感と執着心の強さから目的を果たす事にとらわれて周りが見えなくなってしまうところがあります。
普段僕はずっと笑ってニコニコしているのですが、それを封印して演じた、“常に何か闇を抱えてるナギ”の暗い表情を見て欲しいです。
今回は復讐という内容ですが、そういった暗い感情であっても仲間と一つの目標に向かって進む姿勢というのは同じだと思います。なので、何かを諦めずに頑張ろうとする人の励みに少しでもなれれば嬉しいです。
五藤利弘 コメント
初めて原作を読んだ際、少年たちの繊細な心と、理不尽なものへ挑む勇気と、仲間を思いやる友情など、当たり前のようでなかなか気づくことのできないものが盛り込まれていて、忘れていたものを思い起こされたような感動を覚えました。江戸川乱歩賞作家らしいミステリー要素と、映画がお好きな竹吉さんらしい躍動感溢れる描写が新鮮で、読みながら映像が浮かびました。今を生きる自分たちが忘れかけている友情や、少年たちの瑞々しい姿を映画で描きたいと思っていたこともあり、ぜひこれを映像にしたいと思いました。原作から感じた少年たちの大胆で勇気を振り絞った行動の反面にある繊細さ、仲間との友情、そして理不尽なことを許せない、見過ごせない、真っ直ぐな心を描きたかったです。
モデルとした映画は特にはありませんが、ナギとアキラの友情と、友情が強いからこその裏切りと反目を浮かび上がらせたいと一番に思い、特に、ナギとアキラの関係性、描き方などは、「スタンド・バイ・ミー」や「少年時代」を参考にしました。
本作は、少年たちが自分たちの心に向き合いながら葛藤しながら大きな行動を起こす映画です。皆さんもぜひ「レミングス」の一員になって少年少女たちの揺れ動く心を一緒になって感じて頂けましたら幸いです。
竹吉優輔 コメント
年齢を重ね、不条理なことを「仕方ない」と思うことが増えたと感じ、本気で不条理に立ち向かう人間を書いてみようと思ったことが始まりで、本作を執筆しました。
キャラクター達は読者の方々のものであり、それを固定化してしまうことには少なからず抵抗がありました(もちろんキャストの皆さんのお陰で、良い意味で裏切られましたが)。ただ、五藤監督の「静」の描写が好きなので、作者のエゴとして映像を観てみたいと映画化のオファーに快諾しました。
映画化にあたり、レミングスの旅路を、爽やかなものにしてほしいとお願いしました。社会問題の要素もあるので、暗く描こうと思えばどこまでも暗くできてしまう。それでもやはり、これは少年達の物語なのだということを伝えました。
前田旺志郎さんには頼もしくも繊細なナギを演じていただいて、本当に感謝です。
この映画のクランクアップの際、レミングスの皆さんはソーダで乾杯をしていました。その姿はとても綺麗で眩しくて、尊いものでした。若い俳優さんの「全力」、他の役者さん達の妙技、スタッフさん達の努力、そして五藤監督の演出。そのどれかに一つでも唸っていただければ、なぜか私が嬉しいです。あと、もちろん原作も面白いですよ!
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リンク
- 「レミングスの夏」公式サイト
- 「レミングスの夏」予告編
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“竹吉優輔の同名小説を五藤利弘が映画化した本作は、少年少女たちのある固い決意と、その裏側にある過去の出来事を描く青春ミステリー”/まえだまえだ・前田旺志郎主演の青春ミステリー「レミングスの夏」予告編 - 映画ナタリー https://t.co/CIrtDCofRw