本作は、香港のベテラン刑事ベニーとアメリカ人詐欺師コナーがともに世界中を逃げ回るバディアクション。ベニーをジャッキー・チェン、コナーを「ジャッカス」シリーズのジョニー・ノックスヴィルが演じる。
「ドリヴン」の撮影以来、17年ぶりに来日したハーリン。日本の観客の前に立つのは、第6回東京国際映画祭で「クリフハンガー」が上映された1993年以来の24年ぶりとなった。ずっとジャッキー・チェンと仕事をしたかったというハーリンは「ジャッキーはエネルギッシュな子供みたい。アイデアも次から次へと出てくるし、一番最初にやって来て一番最後まで残っている」と明かす。そして、「いろんなアクションスターと組んでいろんなアクション映画を撮ってきたけど、ジャッキーと一番近いのはシルヴェスター・スタローン。2人とも現場の時間を大事にしていて、すごくプロ意識が高い」と語り、「ジャッキーは自身のアクションについて『技術が卓越してるからこういうことができるわけじゃなくて、できるまでやり続ける。粘り強いだけなんだ』と言うんだ。ジャッキーの粘り強さには学ぶことが多かった。だからこそ魔法のようなアクションを見せることができるわけです」と尊敬を交えてエピソードを披露した。
ここで、女優の内田が登場し、ハーリンに花束を贈呈。ハーリンはうれしそうに内田をハグし、その肩を抱いた。「いろんなところでアクションをしていましたが、トイレはあったんですか?」という内田からの質問に、ハーリンは「トイレがないという不便な撮影でしたが、僕はロケ撮影が大好きなんですね。中国で撮影した初めての作品でしたが、内モンゴルからマカオまで中国のさまざまな景色を見ることができてよかったです」と回答した。
続いて、劇中のアクションシーンでマトリョーシカが登場することにちなんで、鏡割りならぬ巨大マトリョーシカ割りをすることに。ハーリンと内田がマトリョーシカを割ると、その中からジャッキー・チェンのモノマネで注目を集めているジャッキーちゃんが登場。モノマネを連続で披露した後、内田に“拳が痛いジャッキー・チェン”のアクションをレクチャーする。内田が見事にやってのけるとハーリンは「続編を作るときは彼らを起用すれば予算が節約できるかな。スタントウーマンも必要ないことがわかった」と笑顔を見せた。
最後にハーリンは 「舞台挨拶以上に楽しんでもらえる映画になってると思うのでご堪能ください。再び東京にやってこられてとてもうれしいです。僕の映画のファンが日本にはたくさんいるようですが、僕以上に僕の映画のことを熟知していて感心するばかりです」と喜びを伝え、客席のファンにサインなどのファンサービス。熱気あふれるままイベントは終了した。
「スキップ・トレース」は9月1日より全国ロードショー。
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