「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」の
佐々木が6年をかけて制作した本作は、イルカやクジラの漁を行う和歌山・太地町を舞台にしたドキュメンタリー。イルカ漁を糾弾した映画「ザ・コーヴ」で国際的な注目を集めた太地町に暮らす住民や漁師、シーシェパードを中心とした活動家の人々の行動や言葉を通して、相いれない他者同士の共存の可能性を問う。
約2分の予告編には、対立する太地町の住民たちとシーシェパードのメンバーの姿を収録。中盤から登場する日本在住20年のアメリカ人ジャーナリスト、ジェイ・アラバスターは「大好きな日本とアメリカのこじれた関係をもとに戻したいんだ。この誤解や憎しみ、暗黒を止めたい」と自身の思いを語る。また映像には
佐々木は「問題は、捕鯨やイルカ漁に賛成か、反対かではないのです。なぜ動物を巡って私たちは対立し、憎み合うのか。今世界で起きていること、みなさんの人生に起きていること、どうすれば私たちは分かり合えるのか。そのヒントをこの映画から見つけて貰えれば嬉しいです」と述懐している。
「おクジラさま ふたつの正義の物語」は9月9日より東京・ユーロスペースにて公開。なお佐々木による同名ノンフィクション本が8月25日に発売される。
佐々木芽生 コメント
なぜ日本は、クジラやイルカのことで世界の非難を浴びるのか? その答えを探すために何年も太地に通っていたら、今私たちが、世界が抱えている多くの問題にぶちあたりました。そして知れば知るほど、自分がいかに知らないかに悩みました。問題は、捕鯨やイルカ漁に賛成か、反対かではないのです。なぜ動物を巡って私たちは対立し、憎み合うのか。今世界で起きていること、みなさんの人生に起きていること、どうすれば私たちは分かり合えるのか。そのヒントをこの映画から見つけて貰えれば嬉しいです。
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- 「おクジラさま ふたつの正義の物語」公式サイト
- 「おクジラさま ふたつの正義の物語」予告編
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若狹 眞礼城 WAKASA Mareki @能代べらぼう屋 @marekingu
佐々木芽生が捕鯨論争を見つめた記録映画「おクジラさま」予告編公開 https://t.co/X94UCYVuXC #スマートニュース