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本作は、門脇演じる不器用で引っ込み思案な女性・小沼真実が、仕事や新しい人々との出会いを通して成長していく姿を描いた人間ドラマ。
尾崎はヒロインの真実について「自分の昔の姿を託しました。真実が部屋にこもって絵を描いているのは、自分が映画館にこもって映画を観ていた姿があそこにダブっている感じです」と述べる。
門脇は自身のひきこもりエピソードを披露。「高校生くらいのときは1人で黙々と日々過ごしてました。朝晩走り込んだりとか。映画を観始めた頃で、レンタル屋さんで“あ行”から順番に4、5本借りてきて悶々と観るっていうのを続けてたら、“さ行”くらいで心が折れました。監督の名前で観たほうが早いなと気付きました」と笑顔で告白した。
「役者になっていなかったら何になっていましたか?」と質問された三浦が「昔、花屋になりたかったんです。街の小さい花屋とかで一生を終えられたら幸せなんじゃないかなって思ってました。目立ちたくないし、カメラに写るのもあまり好きじゃないんです」と打ち明けると、マキタスポーツが「事務所の人、病んでます! この人……。大丈夫?」とツッコミを入れ、笑いを誘う。好きなシーンを問われた比留川は「レザーのピタピタの服は着ないので、サバゲーのシーンが気に入っています」とコメント。
真実の父親・英輔を演じたマキタスポーツは「あの親父だから真実がああなったんだよって感じなかったですか? いわゆる過干渉でモンスターペアレンツで、僕のせいなんです」と謝罪。さらに「スタッフから渡してもらったスマホで、麦ちゃんにしつこくLINEを送ってたんですけど、ほとんど既読スルーでたまに短い反応が返ってくると涙が出そうになるくらい役に入り込んでました」と明かす。門脇は「本当はすごい返事したかったんですけど、役柄的にはスタンプ押しまくるのも違うなあと」と打ち明けた。真実の母親・美佳役のYOUは「昔から子供を捨てたりする役が多くて。ほんと嫌な女ですよね。そういう役をやるときはよく呼ばれるんです」と笑う。
最後に門脇は「監督のお人柄がぎゅぎゅっと凝縮されたような優しい映画。映画が公開されて皆さんのものになったので、どんどん広がっていくといいなと思います」と挨拶し、イベントの幕を引いた。
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