現在開催中の「第26回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)」にて、「
R18+指定の本作は、禁断の恋に溺れる2人の女性を官能的に描いたラブストーリー。昼間は大工として働き、夜は毎晩のように違う女性と関係を持っていたダラスと、結婚を約束した彼氏がいながらもダラスを愛してしまうキャリアウーマンのジャスミンを中心に物語が展開していく。
脚本を読んだ際、物語が放つ美しさや生々しさに惹かれたというマレン。「人が恋に落ちる瞬間というものに昔から非常に興味があります」と話し、「その過程を約90分の尺で描くのは非常にチャレンジングだと思いました」と本作に興味を抱いた理由を語る。
ダラスを演じた女性モデルのエリカ・リンダーは、本作で映画初主演を果たした。ダラス役の女優を探すにあたり、マレンがこだわったのは「真実味を帯びた演技のできる人。レズビアンを演じるのではなく、その人自身がレズビアンであってほしかった」という条件。キャスティングは難航したようで、マレンは「ついにGoogleで検索するに至りました(笑)」と明かす。「画像検索していたらエリカの顔に目が釘付けになり、絶対彼女に演じてもらわないといけないと思いオファーしました」と続け、「私が彼女を発見しました」と茶目っ気あふれる笑顔を見せた。
マレンが本作で重視したのは「女性の視点から語る」こと。そのため監督やプロデューサーのみならず、すべてのスタッフが女性で固められた。マレンは「女性から見た愛とは? 恋とは? 欲望とは? そういった作品は散々作られてきていますが、男性の視点から語られていますよね。そういう意味でこの作品は、これまでの映画と違うんです」とアピール。そして「もう1つ描きたかったのは、自由。性別、年齢、宗教がなんであれ、愛は愛なんだということを伝えたい」と作品に込めた思いを語った。
「アンダー・ハー・マウス」は10月7日より東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。
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- 「アンダー・ハー・マウス」公式サイト
- 「アンダー・ハー・マウス」予告編
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『アンダー・ハー・マウス』主演女優エリカ・リンダーはネット検索で発見した。監督が秘話明かす。「真実味を帯びた演技のできる人。レズビアンを演じるのではなく、その人自身がレズビアンであってほしかった」 https://t.co/gK4755pNYK