「君の膵臓をたべたい」の完成披露舞台挨拶が本日7月6日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの
住野よるの小説をもとにした本作は、膵臓の病を抱えた高校生・山内桜良と、彼女の闘病日記を見つけた同級生“僕”を中心とする物語。浜辺が桜良、北村が学生時代の“僕”に扮し、12年後の現在パートでは“僕”を小栗、かつて桜良の親友だった恭子を北川が演じている。
イベントの冒頭、初めて会ったときのお互いの印象を聞かれた浜辺と北村。浜辺が「派手というかファンキーというか、私がなかなか見たことがない服を着ていて。“僕”とは真逆の人なんじゃないかと思いました」と正直に述べると、北村は「服装に関しては本当に申し訳なかったです」と謝罪し、「普段は内にこもっているタイプなんですけど、それをカモフラージュするために夏場はアロハシャツを着て、袴パンツをはいて、雪駄を履きながら、丸いサングラスをかけるんです」と奇抜な格好をしていた理由を明かす。続けて北村が「浜辺さんは“僕”に近い方なんじゃないかと感じました」と初対面でのイメージを話すと、浜辺は「そんなにすぐバレていたとはびっくりです。これからは初対面の方には明るく接していきたいと思います」と冗談交じりに語った。
同じ“僕”というキャラクターを演じるにあたり、北村と話し合ったかどうか聞かれた小栗は「話してないです。でも僕は匠海くんが小学生だったときから知っていて」と述懐。北村が「初めて会ったのは僕が小学5年生だったときですね」と回想すると、小栗は「きっと匠海くんはこんなふうに演技しているんだろうなと想像しながら芝居をしていました。監督からも『違う』とは言われなかったですね」と撮影中のエピソードを披露した。しかし小栗にも苦労したことがあったようで、「匠海くんは右利きなんですけど、僕は左利きなんです。黒板の文字を右手で書いていたんですよ。それが一番大変でしたね」と振り返る。
また映画への出演が決まる前に原作を読んでいたという小栗は「『ミュージアム』という作品の撮影中に読みまして。監禁されているシーンの撮影があったのですが、その部屋で読んで泣いていました」と述べ、観客の笑いを誘う。さらに小栗が「自分が出ている映画を試写室に観に行って、あんなに泣いたのは初めてです」と語ると、北川は「とてもみずみずしくて、生きることの素晴らしさを伝えてくれます」と同作を称賛した。
イベント終盤には、本作で過去と現在2つの時代が描かれることに関連し、登壇者たちの12年前の写真がスクリーンに映し出される。北村は幼少期の自分を見ながら「このときは明るくてやんちゃだったんですけどね。中学1年生から闇を抱え始めます」と吐露。続いて、ドラマ「花より男子」に出演していたときの小栗が投影されると観客席からは歓声が。小栗は「小栗旬スイート期ですね」と発言し、会場を沸かせた。
そして最後に浜辺が「衝撃的なタイトルには切ない思いや強い思いが込められています。大切な人と一緒にそれを感じていただけたらうれしいです」と集まったファンにメッセージを送り、イベントを締めくくった。
「君の膵臓をたべたい」は7月28日より全国ロードショー。
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- 「君の膵臓をたべたい」予告第2弾
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緋村 月 @himuralight
浜辺美波©出演
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