原一男やワイズマンの新作上映、山形国際ドキュメンタリー映画祭コンペ部門15本決定

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山形国際ドキュメンタリー映画祭2017の記者会見が本日6月29日に行われ、インターナショナル・コンペティション部門の上映作品が発表された。

「ニッポン国VS泉南石綿村」

「ニッポン国VS泉南石綿村」

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山形国際ドキュメンタリー映画祭2017記者会見の模様。

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これは山形を拠点に活動したドキュメンタリー監督・小川紳介が発案し、1989年から隔年で実施されている映画祭。世界各国の最新ドキュメンタリー映画を上映するインターナショナル・コンペティション部門には121の国と地域から1146本の応募があり、その中から15本が厳選された。

「また一年」

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「ドンキー・ホーテ」

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ラインナップには、「ゆきゆきて、神軍」の原一男が23年ぶりに単独で監督した長編ドキュメンタリー「ニッポン国VS泉南石綿村」をはじめ、フレデリック・ワイズマンの「エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館」、中国のとある労働者家庭の食卓風景を約1年にわたって記録した「また一年」、73歳の老人がロバと犬を相棒に2200kmの旅路に出る姿を追ったロードムービー「ドンキー・ホーテ」、アフリカ系アメリカ人の現代史を紡ぐ「私はあなたのニグロではない(仮題)」、東日本大震災からの復興、それぞれの立場と心の揺らぎを捉えた「願いと揺らぎ」などが並ぶ。

そのほかアジアの新進ドキュメンタリーを紹介する「アジア千波万波」、「山の焚火」「僕のピアノコンチェルト」などで知られるスイスの映画作家フレディ・M・ムーラーの初期作品に焦点を当てた特集、現在撮影や編集段階にある作品を上映し、公開対話が行われる「ヤマガタ・ラフカット」など多彩なプログラムが組まれている。これらの上映作品および詳細は7月末に発表される予定なので続報を待とう。

山形国際ドキュメンタリー映画祭2017は、10月5日から12日まで山形・山形市中央公民館ほか市内各地で開催される。チケット引換券は7月1日にチケットぴあ、セブンイレブン、サークルK・サンクスにて発売。また8月1日より各種プレイガイドにてチケットが販売開始となる。

山形国際ドキュメンタリー映画祭2017

2017年10月5日(木)~12日(木)山形県 山形市中央公民館、山形市民会館ほか
前売り料金:1回券 1100円 / 3回券 2700円 /10回券 6500円 / 公式カタログ付きフリーパス 1万1000円
当日料金:1回券 1300円 / シニア1回券 1100円 / 3回券 3200円 /10回券 9000円 / 公式カタログ付きフリーパス 1万3000円
※高校生以下無料

インターナショナル・コンペティション部門 上映作品

「また一年」
「カラブリア」
「聖餐式」
「ドンキー・ホーテ」
「エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館」
「ニンホアの家」
「私はあなたのニグロではない(仮題)」
「激情の時」
「孤独な存在」
「機械」
「カーキ色の記憶」
「ニッポン国VS泉南石綿村」
「自我との奇妙な恋」
「航跡(スービック海軍基地)」
「願いと揺らぎ」

その他プログラム

アジア千波万波
日本プログラム
アフリカ特集(仮題)
響鳴する身体 フレディ・ムーラー特集(仮題)
アラブをみる2 政治と映画:パレスティナ・レバノン70s - 80s(仮題)
ヤマガタ・ラフカット
ともにある Cinema with Us 2017
やまがたと映画
審査員作品・特別招待作品

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